文章力は「大量の読書」で身につけることができる。書店に並べてあるビジネス書などは「文章がヘタ」ではまず出版できない。どんな著者でも最低限の文章スキルを持っているし、編集のプロも共同でその文章を練り上げている。大量に本を読むことでプロの文章の「呼吸」を自然と身につけることができる。
— Ryuta.k (@Rkpb_R) 2020年11月8日
人を魅了する文章を書きたいと考えている人は多い。
文章が上手ければSNSの発信でフォロワーを獲得することも容易になるし、ブログアフィリエイトで稼ぐこともできるし、電子書籍を出版することもできる。
そういったインターネット・ビジネスでの成功が目的でなくとも、企画書や報告書を作成する際にも文章力は大きな武器になるだろう。
文章力は、古今東西、時間と場所と職業を選ばずに通用する最強のスキルのひとつだ。
さて、「ぜひ文章力を磨き上げたい」と考えている人にとって最良の方法は、僕は読書だと考えている。
文章力を高めるために、コピーライティング・スクールに通う方法や通信教材で文章を学ぶ方法ももちろんあるが、多くの場合かなり高額だし、講師の中にはお世辞にも文章が上手いと言えない人もいる。
値が張るわりにはクオリティに"ばらつき'があるのがそういったスクールの特徴だ。
その点、読書で文章力を高める方法は非常にコスト・パフォーマンスに優れている。
特に書店に置かれているような書籍で、こと「文章力」に関してハズレだと言えるものはひとつもないだろう。
その理由は、第一に著者がそれぞれの分野でのプロであると同時に文章力のプロでもあり、第二に編集者による厳しい校正を受けているからであり、第三に出版社は文章において一定水準未満の書籍の出版など許可するはずがないからだ。
このような理由で、書店に置かれている本の文章はまず間違いなく優れている。
大量に読書をすることにより、好きな分野の教養を深めると同時に自然とプロの文章の「リズム」を自身に染み込ませることができる。
もちろん文章力は一朝一夕に身につくものではないから長い何月の読書体験を積む必要はあるが、好きな分野での読書ならそれほど苦には感じないだろう。
遠回りに見えるかもしれないが、たくさんの良質な文章に触れることこそが、「文章力向上」の近道なのだ。