「毎日読書しているのに成長している気配がありません」と仕事の部下から相談された。読書は決して即効性のある方法ではない。しかし読書で体系的な知識をインプットし、実際にアウトプットするサイクルを繰り返していくことで確実に地力は身についてくる。読書は成長のための種まきだ。焦らず地道に。
— .K (@Rkpb_R) 2020年11月7日
僕は、仕事においても人間力においても、地力をつける一番の方法は読書だと思っている。
しかし当然のことながら「読書による成長」には方法があり、その方法を踏まえることでより効果的に地力を高めていくことができる。
具体的には
「①読書をする」
「②ピンときた内容をメモなどを使い頭に留めておく」
「③実践したり、人に話したりしてアウトプットをする」
「④反省検証し自分ならではの知恵(オリジナル公式)を作成する」
この順でサイクルを回していくのが良いだろう。
①〜②に関して、読書して「グッ」ときた点を覚えておくのは非常に重要だ。
例えどんなに芯を捉えてきた内容が本にあっても、人は忘れる生き物だから、1週間も放ったらかしにしておけば内容は忘却の彼方へ飛んでいってしまうだろう。
メモなどを活用し、なるべく覚えておく努力をしよう。
③のステップは最も重要だと言える。
人が何かを身につけようとした時、アウトプットしてみることで最もそのスキルなり知識を効果的に自分のものとすることができる。
人に話す、TwitterやInstagramで発信してみる、具体的な「スキル」であれば実践に落とし込んでみる、などのアウトプットを行おう。
アウトプットに落とし込むことで、知識が身につくと同時に課題が見えてくるものだ。
そこで④の反省検証が必要になる。
アウトプットを通して課題を見つけたら、どうすればその課題を解決できるのか、どのような知識を得れば上手くいくのかを考えよう。
そのようにして必要な知識が分かればあとは簡単だ。
さらなる読書を通して「自分なりの体系的な知」を構築していけば良い。
単に読書をしているだけでも成長していけるのは間違いないが、上記の①〜④のサイクルを回転させていくことでより効率的に、より強固に自分なりの「知恵」を創り上げていくことができるだろう。
そのような「知恵」は仕事や人生の随所であなたをサポートしてくれる。
読書サイクルによる数多の「知恵」の構築こそが、成長と成功への近道だ。
もちろん一朝一夕には上手くいかないだろうから、自分なりに成長を味わい楽しみつつ、じっくりと読書で蒔いた種を収穫していこう。