私はフリーランス時代を含めれば10年近く社長業をやっている。その中で「目の前の利益をとるか、長期の信頼をとるか」という二者択一を何度も迫られてきたが、もちろん常に後者の「長期の信頼」を得ようと努力してきた。信頼を犠牲にしてまで金銭を得ようとしても大抵ロクなことにならない。
— Ryuta.k (@Rkpb_R) 2021年7月1日
ツイートにあるとおり、この10年で多くの若手ベンチャー社長、エンジェル投資家、フリーランサー、インフルエンサーにお会いしてきました。
たくさんメディア露出をしている方や
自身の媒体で大きな影響力を持っている俗に言う「キラキラ系の人」もいました。
彼らは当然ながらメディアでは自身のイメージアップを大切にしており(と言うよりイメージダウンを避けようとしており)、
人当たりの良い発信をしています。
しかしながら現実はとても「誠実」だとは言えない場合もありました。
私が直接被害にあったわけではありませんが、
人様の善意で多額の融資を受けていながら"飛んだ" 人、
目先のお金のために既存の人脈を平気で裏切る人、
悪徳投資商品を故意に友人に売りつけ友人の人生を台無しにさせてしまった人…
思い出そうとすればそういったケースはいくらでも出てきます。
お金持ちになりたい、成功したいという願望は否定しません。
私だってそのひとりでしたし、成功し続けたいと願っています。
ですが、成功というリターンを得るために義理を欠くこと、友人やビジネスパートナーを辛い目に合わせることは信じ難いことです。
仮にそうやって成功したとしても過去に行った悪行の「業」というのは、
ベッタリと本人についてまわります。
その怨念のようなものはいつか必ず彼の足元を救うことになるでしょう。
人を呪わば穴二つ…は言い過ぎかもしれませんが
他人を地獄に落とそうとする人はいつか必ず自分も地獄を見ることになるものです。
人との信頼関係を無為に捨ててまでしてお金を拝もうとする人、
競争相手を蹴落とすばかりではなく無害な周囲の人たちまで負の連鎖に巻き込み自分だけのし上がろうとする人…
そのような人たちを見ていると何とも毒々しい気分になります。
もしかしたら、そのような若手を一定数生み出してしまう社会の構造自体にも何か問題があるのかもしれませんね。