現代の人は「スマホの見過ぎ」により思っているより目と脳に疲労が溜まっている。TwitterやYouTubeなど気づいたら何時間も見てしまっているということもあると思う。目が疲れれば仕事の生産性は確実に落ちるし、読書などを楽しむ余裕も無くなってしまう。積極的に「スマホ断ち」をするのがお勧めだ。
— Ryuta.k (@Rkpb_R) 2021年7月3日
スマホが普及して10年以上の歳月が経ちます。
スマホは私たちの生活に根深く浸透しています。
私はiPhoneを利用していますが「設定」の「スクリーンタイム」で厳しく自分の利用時間を管理しています。
というのも、私は数年前までTwitterやInstagramの運用を主な仕事にしており、
また、常にビジネスパートナーからLINEやメッセージがくる関係で異常なスマホ依存状態にあったからです。
今でこそスクリーンタイムで日のスマホ使用時間を3時間以内に留めるよう努力していますが(これでも多いかもしれませんが)、
当時は週ごとの1日平均10時間以上スマホを触っていることもザラでした。
日に13時間スマホを開いていることもありました。
朝起きたらスマホ、仕事はスマホ、食事中もスマホ、友人とのお茶をしてる最中もスマホ、トイレでもスマホ、入浴中もスマホ…
と言った具合です。
どう考えても異常ですが、スマホさえあれば仕事が完結したフリーランスだった私にとって
仕事も趣味(ゲームや将棋など)も人とのコミュニケーションも全てスマホ一台で完結するため、
当然の成り行きと言えばそうだったのかもしれません。
日平均10時間スマホを触っている極度のスマホ依存状態だと日々の生活にどのような影響を及ぼすか。
その最大公約数をひとつ挙げるのであれば、「集中力が著しく落ちる」ということに尽きると思います。
Twitterなどでも発信していますが、私は自分のことを無類の読書家だと自負しています。
大学時代など時間が有り余っていたので日に10冊以上読破することもザラでしたし、
一度読み始めれば何時間でも集中できたのが自慢でした。
しかし、数年前、私の仕事がピークに達していた頃-スマホ依存がピークに達していた頃-
その自慢の集中力は見るも無惨に消え去っていました。
いかにワーカホリックであったとは言え読書を好む気持ちは変わらずあります。
そこで、休憩時など「何か読みたいな」と思うのですがまるで集中できません。
常にLINE、メッセンジャー、Twitter、電話などの通知の嵐…
通知がくれば「あれをしなきゃ誰に返信しなきゃ」などタスクが頭を吹き荒れます。
何せフリーランスですから仕事をしようと思えば無限にできてしまったのです。
そのことで私の集中力は壊滅的ダメージを受けてしまった。
「これはイカン!本を読みたいのに読めない!」
と思った私はiPhoneを機内モードにして読書をする習慣を身につけようと思いました。
通知が来なければ集中できるだろうと。
でもまるでだめです。
スマホがとにかく気になります。
機内モードにしてもワンタッチすれば解除できるのです。
機内モードにしたスマホの中身が気になり本の内容がとても頭に入ってこない。
スマホが異様に気になっているのです。
これには当時の私は衝撃をうけました。
あんなに本に入り込めたのに、難解な哲学書や数式と何時間も格闘できる集中力があったのに、
スマホが気になって気になって集中どころではないのです。
簡単な小説も切れ切れにしか読めなくなったどころか、漫画や映画やドラマすら楽しめなくなってしまったのです。
2時間の映画などは5〜10分見たら集中力が切れてしまいスマホをいじり始める始末でした。
「このままでは本当に生活がスマホに飲み込まれてしまう」という危機的問題意識を持ちました。
手探りでもがき、なんとか「スマホの沼」から抜け出す糸口を見つけ出し、
今では昔通りの集中力を維持できるようになりました。
あのまま依存状態を放ったらかしておいたらと回想するとゾッとします。
スマホ依存から脱した後に、「何が俺をスマホ中毒に駆り立てていたんだろう?どうしてあんなことになってしまったんだろう?」
という興味を抱き、関連の書籍や情報を調べてみました。
スマホ依存に関するものだけではなく、集中力に関する各種文献やYouTubeのtedtalkなども参考に、
自戒の意味も込めて色々勉強してみました。
そのようにして研究し、各種情報を照らし合わせた結果、スマホ依存の2大キーワードのようなものが浮かび上がってきました。
それが「過剰興奮」と「ドーパミン」です。
後編に続きます。