Ryuta.k【放浪社長】

起業家。放浪者。読書家。偏差値40台の高校卒→早稲田大学入学→起業し中退→キャリアデザインスクール経営→フリーランス→SNS広告関連会社代表。妻と2人暮らし。在野での哲学研究をライフワークにしてます。趣味は将棋(三段)です。

私のスマホ依存【後編】

 

昨日の記事の続きになります。前編はこちら。

 

 

 

下記は前編の末部分からの引用です。

 

スマホ依存から脱した後に、「何が俺をスマホ中毒に駆り立てていたんだろう?どうしてあんなことになってしまったんだろう?」という興味を抱き、関連の書籍や情報を調べてみました。

スマホ依存に関するものだけではなく、集中力に関する各種文献やYouTubeのtedtalkなども参考に、自戒の意味も込めて色々勉強してみました。

 

そのようにして研究し、各種情報を照らし合わせた結果、スマホ依存の2大キーワードのようなものが浮かび上がってきました。

それが「過剰興奮」と「ドーパミン」です。

 

 

私自身の経験を踏まえた上で色々調べた結果、人をスマホ依存へ走らせる大きなキーワードのふたつが「過剰興奮」「ドーパミン」かもしれないと思うようになりました。

 

 

「ドーパミン」は神経伝達物質のひとつで脳内報酬系を活性化するというのが辞書的な説明です。

 

誤解を恐れずすごく分かりやすく単純化していえば「快楽ホルモン」と言っても良いかもしれません。

それも、人を行動に駆り立てるタイプの快楽ホルモンです。

「もうちょっと手を伸ばせばそれが手に入るぞ!ほら!ほら!」と人のケツを叩いてくれるようなホルモンだと考えてください。

 

例えば、美味しそうなご馳走が目の前に並んでいる。食べたくなる。「食べるという行動」に駆り立てる。これがドーパミンの働きです。ドーパミンの働きで「食べようとする行動」自体に快楽が発生するのです。

(食べた後の満足感はエンドルフィンという別の物質が影響しています。)

 

例えば、恋愛のトキメキなどもそうかもしれません。若い女性などは「恋に恋する」ということもあると思いますが、恋をしようとする時、好きな人に会おうとする時、デートのドキドキ感などの中毒的な感情などにドーパミンが大きな役割を担っています。

 

また、言うまでもなくドーパミンは人をセックスに駆り立てるものでもあります。セックスは快楽だぞ、セックスは気持ちいいぞ、セックスは最高だぞ、とドーパミンが人を駆り立てます。

 

 

食欲や恋愛/セックスの欲求にドーパミンが果たしている役割は大きいです。

 

無論、ドーパミンのこの役割は非常に重大なものであり、これらを「したい」と思わなくなってしまったら人類は絶滅してしまいます。

ドーパミンによって突き動かされ、繁栄してきたのが私たちだと言っても言い過ぎではないのです。

 

 

しかし、この報酬系快楽物質は諸刃の剣でもあります。

ドーパミンは人間の脳に当然無くてはならないものですが、これを悪用することにより人を中毒状態に陥れることも可能です。

 

有名なのはパチンコなどのギャンブル、そして喫煙や飲酒の中毒状態でしょう。

これらの中毒状態にもドーパミンが深く関わっています。

短いスパンで異常な量のドーパミンを放出させることで我々の脳は「もっと欲しい!ドーパミンがもっと欲しい!」と「過剰興奮」の状態に陥ってしまうのです。

 

脳の過剰興奮状態、ドーパミンに常に飢えてしまう状態は、いわゆる「パチンコ中毒」や「アル中」の患者さんに典型的に見られる特徴です。

 

 

さて、ここまで説明すればもうお分かりでしょう。

 

 

「スマホ依存」「スマホ中毒」とはスマホに触れることによって得られるドーパミンに飢えてしまっている脳の過剰興奮状態なのです。

 

 

スマホアプリのあちこちに人のドーパミンを出させる仕掛けが施されています。

アプリやスマホゲーム間の競争は「いかにユーザーのドーパミンを放出させ過剰興奮状態に陥れるかの競争」と言い換えても言い過ぎではありません。

 

 

ロック画面でLINEの通知が来る、タップして画面を開きたくなる。ここですでにドーパミンが放出されています。

ロックを開いてみたらTwitterのバッジ通知が来ている。なにかリプでもあったのかもしれない、新しいフォロワーがついたのかもしれない。Twitterを開きたくなる。ここでもまたドーパミンが湧き出てきます。

Twitterを開いたらTwitter内通知に新着マークがついてる。誰だろう、何だろう。アンチコメントかもしれない、賞賛コメントかもしれない、見てみよう。タップ。ここでさらにドーパミンです。

通知を見てみたら知らない人から「いいね」がきていた。嬉しいな、誰だろう、プロフィールを見てみよう。ここでもドーパミンが。

そして気づいたらフォロワーが減ってる、リムったのは誰だろう。悲しいけど一応チェックアプリで確認しておこう。こんなところでもドーパミンが放出されます。

あ、LINE返信のためにスマホを開いたんだった、誰から何の用事だろう。LINEを開く。ドーパミン

 

 

このようなありがちな流れの中でも多重で多量のドーパミンが放出され、伝達されているのです。

 

上記の人はまだTwitterとLINEの一部しか触れていません。

インスタ、TikTok、Facebook、YouTube、メール…ドーパミンを搾り出させるアプリはまだまだ他にもたくさんあります。

 

このようなアプリで「あっちに行ったり、こっちに行ったり…」を一日中繰り返していたらパチンコ中毒者のことを笑えないレベルの中毒状態に陥ってしまうのも想像に難くないでしょう。

 

 

前編でもお話したように、今私はiPhoneのスクリーンタイム機能でスマホ使用の時間を厳しく管理制限しています。

LINEチェック、メールチェック、SNSチェックや返信は全てまとめて行い、スマホを触ってない時や読書中には電源を切り、隣の部屋に置いておきます。外出中なら電源を切ってバッグの中にしまい、遠ざけておきます。

私の場合ここまでしないとスマホの魔力-ドーパミンの魔力-からは逃れることができません。

私のようにすでに一度中毒状態に陥ってしまった人は押し並べてそうなのかもしれませんね。

 

 

もしあなたが今、この記事を電車内で読んでいたら顔をあげて周りを見渡してみてください。

車内の9割5分の人がスマホに夢中になっているはずです。そうでない人は疲れて睡眠をとっている人でしょう。

新聞を読んでいる人やボーっと何もしていない人を発見するのは困難だと思います。

誇張でも何でもなく、私も含め、人々の脳内はスマホに「ジャック」されてしまっているのかもしれません。

 

もしあなたが「自分ももしかしたらスマホ中毒かもしれない」という自覚があるのなら、そしてそのことについて危機感が少しでも芽生えたなら、まずは電車内で思い切ってスマホの電源を切ってみることから始めてみませんか?