自分のメンタルを守れるのは自分しかいない。メンタルの危険信号を感じ取れるのも自分しかいない。「危ないかもしれない」と思ったらすぐ休もう。心は一度壊れてしまうと回復に長い時間を要する。下手したら一生治らないかもしれない。逃げ出すこと、休むことを恐れる必要はない。躊躇なく休息すべき。
— Ryuta.k (@Rkpb_R) 2021年7月7日
筋肉は鍛えられますがメンタルを鍛えることはできません。
「メンタル」は定義付けの難しい言葉ではありますが、
それを便宜的に自律神経系やホルモン分泌のバランスのことだと解釈してみると、
鍛えることの困難さがよく分かると思います。
神経を鍛えることはできません。
内臓を鍛えることはできません。
ホルモンの分泌を意図的に多くしたり少なくしたりすることはできません。
それらは私たちのコントロール下からほぼ離れてしまっているのです。
このように考えてみると、
「精神面の不調は気合いが足りないからだ」というような根性論の馬鹿さ加減がよく分かります。
筋肉は筋トレのように負荷をかけることにより筋量が増え強く太くなっていきますが、
意識的に神経や精神を強く太くすることはできないのです。
慢性的な精神的ストレスや過労状態はホルモン分泌の過剰や不足などの異常を招きます。
それはやがてうつ病や自律神経系失調症などの精神的、神経的な病をもたらします。
これらは遠いどこかの他人ごとではなく、日本では100人に6人が軽〜重度のうつ病を患っていると言うデータもあります。
一度うつ病を発症すれば自然治癒には年単位を要します。
その間肉体的、精神的な無気力状態を強いられることになるのはいうまでもありません。
また、治癒したと思っても再発するケースも多く、根治は困難を極めるそうです。
ツイートでも述べましたが、
自分の身を守れるのは自分しかいません。
多くの雇用者は被雇用者の精神状態まで観察してはくれません。
「ちょっとメンタルきつそうだね?2週間ぐらい沖縄でも行ってきたらどう?」
なんて言ってくれる上司はいないのです。
「これくらいなら大丈夫だよね?働けるよね?」とギリギリまであなたの肉体的/精神的リソースを搾り取ってくるのが普通の「会社」です。
健康への気遣いなどしてくれるはずがない。
してくれるとしたら過労で入院したその後です。
慢性的過労状態など、「異常が常態化」してしまっている人にとって自身の異常を見極めるのは困難なことかもしれません。
しかし是非一度立ち止まって「自分は働きすぎてないだろうか」と考えてみてください。
職場があまりにも過酷な環境の場合、
退職して一時休養したり転職するなどを躊躇せず検討するべきだと思います。
たかが「仕事」に、あなたの貴重な一度きりの人生を崩壊させられる義理などないのです。