Ryuta.K【公式ブログ】

【自己肯定と心理学】【パートナーシップとライフワーク】文筆家です。ブログではnoteやRKサロンのコンテンツを一部公開しています。

「思考」と「現実」の切り離せない関係

 

 

 

「思考は現実化する」と聞くとどこかスピリチュアルな雰囲気があるし、
「なんか怪しい」と思う人は多いかもしれません。

 

私も以前は観察と経験による裏付けとロジックを最重要視していたため、
「思考の現実化」は怪しげな自己啓発セミナーなどで主に語られている眉唾物だと考えていました。

 

 

 

しかし、-もちろんこれは「思考は現実化する」の証明にはならないという前提の上で聞いていただきたいのですが、-「思考しないこと」は「現実にはならない」のは大まかな傾向としてあるようにも思えます。

 

 

 

 

 

例えば、「起業する」という概念がそもそも無い公務員の方は人生どう転んでも起業しないでしょうし、
「ひょんなことからCEOになってしまった」などということは、ほぼほぼあり得ないでしょう。

そういった人は、例えばある日カミナリに打たれたようにビジネスアイデア(のようなもの)が降ってきたり、
友人から「共同経営でもしてみないか?」なんて話を持ちかけられたとしてもそもそも「起業」などということは遠いどこかの御伽噺にすぎないのですから、
「何を馬鹿なことを」と一蹴してしまうのがオチだと思います。

 

 

 

例えば、運動が苦手な理科系オタクの人がある日気づいたらプロ野球選手になっていたということもまず無いと言って良いでしょう。

そもそも幼少より「プロ野球選手になるぞ!」という夢や目標を持ったことは一度たりともなく、
部屋でゲームをしたり勉強をしたりするのが好きだった人がプロ野球選手になれることはまずありません。
「プロ野球選手になる」という概念が無いのですから。

 

 

 

 

思考と現実は強力な連関を持っており、
「思考の範囲外にあることは現実化しない」と言うのはどうやら言えそうです。

 

 

 

「思考」は「必要条件」だと言っても良いかもしれません。

 

 

 

 

「○○を実現するぞ!」と思考したところで絶対に現実化するわけではないにせよ、
「○○を実現するぞ!」と思考すること無しにそれが現実化することはあり得ないのです。

 

 

 

 

 

さらに言えば思考を細部まで詰めて描くことにより、
「現実化」の可能性をじりじりと上げていくことができます。

 

 

「明日の自分は、いつ、どこで、誰と、どのように、何をしているだろう」と無意識的に精密に考えた結果として「明日のスケジュール」が可能な範囲で決まっていくように、

「10年後の自分は、いつ、どこで、誰と、どのように、何をしているだろう」と精密に考えることにより、その結果として「10年後のスケジュール」が可能な範囲で決まっていくのです。

 

 

 

言うまでもなく「明日」に比べて「10年後」の方が「可能な範囲」の可動域は広く、
10年後にあなたが掴み取れる選択肢はいくつもあります。

 

 

 

例えば今年収300万円の人が明日からタワーマンションに住むのは無理でしょう。

しかし、10年後ならそれは「可能な範囲」なのです。

 

例えば今大学生の人が明日から世界一周豪華クルージングに繰り出すのは現実的ではないでしょう。

しかし、10年後ならそれは「可能な範囲」なのです。

 

 

 

未来の精緻な想像をすること。

最低でも「いつ、どこで、誰と、どのように、何をする」かを描きだすこと。

さらにそれに付随する感情までトレースしていくこと。

思い描く未来に「ワクワク」すること。

 

 

 

 

それこそが「思考の現実化」の極意なのです。