Ryuta.K【公式ブログ】

【自己肯定と心理学】【パートナーシップとライフワーク】文筆家です。ブログではnoteやRKサロンのコンテンツを一部公開しています。

ネズミ講にハマる若者たち

 

 

 

 

 

私はいわゆる「ネットビジネス業界」の人間だったからよく分かるのですが、
「僕は経済的に自由な生活を謳歌しています!あなたも自由になりませんか?ノウハウは伝授します!」
という勧誘をしている人は経済的に自由ではない場合がほとんどです。

 

このような勧誘を受けた際に多くの人が思うのは、
「なんでそんな美味しいノウハウを教えてくれるの?そんなに優れたノウハウなら広めずに独占すればいいのに…」ということです。

 

 

 

その感想は全く正しい。

 

 

 

 

彼らが「伝授」しているのは実際にはネットで調べれば簡単に習得できるような、その辺の本に書いてあるような、
そんなありふれたノウハウばかりです。

 

見知らぬ人に手当たり次第に「ノウハウ伝授」のDMを送りまくっているのはなぜかと言えば、
「自由な生活」を見知らぬ人にシェアしたいというのはただの建前で、
(くだらないノウハウ紹介の紹介料を得て)自分が経済的に自由な生活をしたいからに他なりません。

 

 

 

 

しかしながら、このような「半ネズミ講的ビジネス紹介」は私がネットビジネス業界に参入した10年前から少しも変わってないというか、
進歩が無さすぎて逆に心配になりますね。

 

私にDMを送ってきた人にも
「ネズミ講紹介で稼ぎたい気持ちも分かるけどそんな仕事よりもっと君の将来のためになる活動があるんじゃないかな?」
と思わず返信しかけましたが、人生は人それぞれなので辞めておきました。

 

 

 

 

今も昔も、ネズミ講ビジネスにハマっていくのは前途ある有望な若い人ばかりで見ていて胸が痛みます。

 

 

 

 

もっとためになる活動があるのに。

 

 

 

 

個人的には若い人には「不労収入!」なんてものに夢中になってないで、
額に汗かく「労収入」をガツガツ得て欲しいなと思ってます。

 

古い考えかもしれませんが体力のある若いうちに「ガッツリ労働」することから得られるものも確かにあります。

不労収入や資産形成ももちろん大切ですがそんなものは人生中〜終盤にゆっくり考えていけばいいんです。

 

やや老害的説教に聞こえるかもしれませんが本当にそうなんです。

 

 

 

 

まぁだいたいそういった、ネズミ講に入会した若い人は、
1〜2年ネズミコミュニティに在籍した後に飽きて真っ当に就職していくのがお決まりのパターンではありますけどね。

 

 

将来に悩み、21.22歳でネズミビジネスにちょっぴり迂回し、
正規就職ルートに戻ってくるのは人生のスパイスとしてきっと無しではない。

 

投資関連で多額の負債を負わされたり、犯罪に手を染めたりしないのであれば
うさんくさいビジネスも一興と言ったところでしょうか。

 

 

 

 

ネズミ講もひとつの人生経験と言えば人生経験なのかもしれません。