根性論ではどうにもならない。根性論はとても非効率だ。根性論とは従業員を奴隷のようにコキ使うスローガンに他ならない。根性論ばかりの会社からはすぐに離れよう。「とりあえず頑張ろう」と言われたら「何をどんな風にいつまで頑張ればいいんですか?」と具体的に聞こう。根性論に壊されないために。
— Ryuta.k (@Rkpb_R) 2021年7月31日
「とりあえず頑張れ」と根性論を押しつけてくる会社は、
断言しますがロクな会社ではありません。
過労死や過労うつのニュースが定期的に話題になり、そのたびに「我が社は従業員を大切にしています」アピールをどの会社もしているのですが、
その内実に目を向ければ過酷な労働環境で長時間勤務を強いられている従業員の人はたくさんいます。
今から約150年ほど前にマルクスやエンゲルスが明快に示したとおり、
企業は「従業員をできるだけ安い給料でできるだけ長く働かせる」ことで大きな利益を生み出します。
資本主義社会で他社との競争を義務付けられている会社(資本家)は
無限に利益を産み出し続け、そして無限に成長し続けなければいけません。
成長し続けなければ企業間競争に破れ、
最悪の場合莫大な負債を抱えたまま廃業に追い込まれてしまいます。
企業は自らの成長を可能な限り求め続けます。
それは可能な限り従業員から「搾取する」こととイコールです。
従業員からの搾取をすることなしに企業は成長することも生き延びることができません。
「成長し続ける企業」「搾取され続ける従業員」の両者は
資本主義社会システムが存続する限り必然的に現れるものです。
では「このようなシステム、前提がある」と把握した上で
私たちはどうすればいいのか。
幸い、今はマルクスが存命だった時代とは違い、企業によっては従業員への待遇も大幅に良くなっています。
もちろん冒頭で述べたようにいわゆる「ブラック企業」も多いですが、
社会の要請に従いホワイトな企業もかなり増えました。
「根性論」を押しつけてくるブラック企業から逃れる自由が私たちにはあります。
転職するのも良いですし、SNSを使って起業する自由だってあります。
大切なのは資本主義システムの成り立ちと資本家側の論理を理解した上で、どのような選択をとるかです。
そして「根性論」を盾に思い切り搾取しようとしてくる会社とは思い切って縁を切ることです。