年長の方と話すと「奥さんの料理は美味いのか?」と妻が料理をする前提で話をされることが多い。「料理は私がほとんどやってます…」と返すとかなり驚かれてしまう。あまりにも当然のことだが、全ての女子が料理が好きで、全ての男子が料理が嫌いというわけではない。家事は適材適所だと思う。
— Ryuta.k (@Rkpb_R) 2021年6月28日
「料理は女性がするもの」
21世紀、令和3年の現在でもこの価値観を持っている男性が多いことに驚きます。
ツイートの例は年長者(50代の方)から言われたものですが、
私と同世代の30歳前後の人や、20代前半の部下から「え、料理は奥さんがするものじゃないんですか?」と驚かれた経験もあります。
巷では「料理男子」という単語をチラホラ聞いたりもしますが、
「○○男子」という言葉時代が「○○をする男子」の希少性を表現しているように思えるのは私だけでしょうか。
(そもそも「○○をする」のが当たり前だとしたら「○○男子」などという単語は出てくるでしょうか。)
女性の雇用機会が乏しく、女性が家庭に縛りつけられざるを得ない時代でしたら
「男が稼ぎ、女が家事をする」という価値観も当たり前なのでしょう。
しかし日本を含む先進各国で女性の参政権と雇用機会の均等が認められ、
いわゆる「男女同権/平等」が認められて久しい今の時代でさえ「家のことは女性が」という価値観が根強く残っています。
合理的に考えれば雇用の機会が(法律上)均等であり、女性が働くことが当たり前になっているなら
もっと「主夫」は増えていいはずですし、そこまでいかずとも共働きで料理をする男性は増えていいはずなのです。
経営、マーケティング、営業、経理、人事など、会社にはそれぞれの役割があり、そしてそれぞれに適した人材がいるように
買い物、料理、掃除、洗濯、ゴミ出しなど、家事にもそれぞれに適した人材がいると考えて間違いありません。
冒頭の料理に関して言えば
「料理=女がすること」
「料理=男はするべきでない」
という凝り固まった価値観を持つべきではないのです。
料理が得意で好きな女性もいますし、
料理が苦手で嫌いな女性もいます。
料理が得意で好きな男性もいますし、
料理が苦手で嫌いな男性もいます。
「女はこう、男はこう」ではなく、これは個人差なのです。
女性だから、男性だからと頑固な考え方をせずに
話し合って、それぞれの適正を見た上で、それぞれが「比較的苦ではない」家事分担をするのが理想ではないでしょうか。
適正な人材が適正な場所において活躍することが会社 -もしくは社会- 全体の生産性を上げる基本とされていますが、
それはきっと家庭でもほぼ同じことが言えるでしょう。
私は料理をするのが苦ではなく、
そこそこ得意でもあるため毎日の料理を担当しています。
このことを周囲の人に言うと冒頭のように驚かれた上でだいたい
「そうなんだね、じゃあ奥さんは料理できないの?」というリアクションをされます。
いやいやとんでもない、
正直、私の妻はとても料理が上手いです。
私より断然上手で、「得意」だと思います。
私より遥かにレパートリーが多いですし、
一度作り始めたらとても凝った料理を作ります。
でも、「好き」と「得意」は必ずしも一致しないのが世の道理ですよね。
「得意」だからと言って「好き」だとは限りません。
妻にとって料理とは「とても得意だけどとても嫌いなこと」なのでしょう。
たまに妻の気分が乗り、料理を作ってくれた時にはとても美味しくいただいています。
【お知らせ】
2022年より、
「自己本質を深掘りし、ありのままの自分を肯定し受け入れ、社会的な成否でもなければ周りの目線でもない、あなただけの幸せな人生を創ろう」
という趣旨の企画を打ち出します。
企画参加の条件は「20代であること」のみです。
・やりたいことや自分に本質的に向いていることが分からず、人生に何となく不安を感じている
・自分の才能を活かして生きたいが、自分に本質的に向いていることは何なのかよく分からない
・自己肯定感が低く、自分に自信が持てない、生きにくい。
・ネガティブになりがちで、そんな自分を猛烈に否定したくなる時がある
・何かに「失敗」した時に強く自分を責めてしまうのをやめたい
・社会の目、他人の目を気にしてしまい、自分の思うように生きられていない気がする
・「ほんとうの自分」を深掘りしてみたい
・ありのままの自分を素直に愛せるようになりたい
・より自分を肯定し、受け入れて生きられるようになりたい
・人生に真剣に向き合っている仲間が欲しい
このような20代の方、大歓迎です。
詳しくはこちらに書きましたので是非ご確認ください。