「早寝早起き」はブレにくいメンタルをつくり、自信とやる気を向上させ、自己肯定感を上げ、さらに人生全体の幸福度を高めることができる。これには早寝早起きにより分泌が促される幸せホルモンの「セロトニン」という脳内物質が深く関わっている。「早寝早起き」はまさに幸せに直結する習慣だ。
— Ryuta.k (@Rkpb_R) 2021年9月7日
起業して10年、さまざまな「優秀な人」を見てきました。
逆に、言葉だけが達者で、いつまでたってもうだつが上がらず、仕事の「急所」というべき部分を的確に捉え損なっている人もいました。
何が両者を分かつのか、その明確な理由を断定するのは非常に困難ですが
ある程度の法則のようなものを見いだすことならできました。
それは「仕事ができる人は睡眠に妥協しない。仕事ができない人は睡眠を馬鹿にしている。」ということです。
私が出会ってきた多くの仕事のできる起業家、エリート、フリーランスたちは睡眠へのこだわりが半端ではありませんでした。
「私のレム睡眠、ノンレム睡眠はほぼ1時間20分周期で5回繰り返されるから入眠後6時間40〜6時間50分に目覚ましをかけると睡眠の過不足なく起きられる」
「酸素不足で深い眠りにつけないのが嫌だからどんな季節、どんな天候でも入眠前は15分ほど窓を開け放しておく」
「ベッドや枕は最高の投資だから300万以上かけてる」
「神経を興奮させたくないからベッドルームに入る前90分間はテレビ、スマホなどいかなるデジタルデバイスも見ないようにしている」
これらは私が実際に聞いた彼らの「睡眠」へのこだわりの一例です。
きっとこれだけ妥協なき睡眠を日々重ねているがゆえに、
仕事でも最高のパフォーマンスを発揮できるのでしょう。
一方で、「うだつの上がらない人」に睡眠事情を聞いてみると、
・睡眠時間はいつもバラバラ
・寝る直前までスマホを見ていていつも「寝落ち」のような形で眠りにつく
・大量飲酒、大量食事の直後に寝ている
・1日2時間睡眠などもザラ
このように、睡眠を「雑」に扱う人が多かったです。
私自身のことを書くと、私は1日9時間以上の睡眠が必要な「ロング・スリーパー」なため、
1日を24時間ではなく15時間だと割り切って生活するようにしています。
9時間の睡眠は必須経費だと割り切っているのです。
1日9時間の「必須睡眠時間」を切ってしまうと翌日の生産性が著しく落ち、
インプット/アウトプットともに非常に中途半端なものになってしまいます。
若い頃は「9時間も寝ていたらもったいない、とにかく仕事をせねば」と躍起になり
1日5時間などの睡眠で生活していたのですがどうも体調が良くなく、仕事が「できなく」なってしまいました。
脳の働きがあまりにも鈍いのです。
現在の9時間の睡眠をとっている私は、
昔の5時間の睡眠の私と比較したときに遥かに生産効率が良く、何倍も「頭がいい」です。
睡眠時間を4時間増やしただけで生産効率が何倍にも上がるうえにインプット量も莫大に増え、1日快活に過ごせるのであれば、
私にとって9時間寝ない手はありませんでした。
人それぞれ「適正な睡眠時間」と、「適正な睡眠ノウハウ」があります。
昔の私のように、もともとロング・スリーパーなのに
「ショート・スリーパーの真似事」のようなことをするのは自殺的な行為と言えるでしょう。
睡眠は全ての源です。
「睡眠を削る」のは「生産性を削る」どころか、
「命を削る」行動だと言っても過言ではないのです。