「やりたいことが見つかりません」
「心からワクワクすることがありません」
「自分がどうしたいのか分かりません」
「どんな仕事が最適なのか分かりません」
向上意識の高い人が将来のキャリアに思いを巡らせたとき、
「自分が心からやりたいことが分からない」という悩みにぶつかることが多いです。
集団的義務教育のシステムは十数年を通して
個人各々から「やりたいこと」「真の情熱」を奪います。
ここでは義務教育システムに深く立ち入る余裕はありませんが、
20代で将来を考え直した際に「やりたいことがない」と立ち尽くしてしまうのはある意味当たり前のことなのです。
そんな「自分が分からない病」のリハビリの一環ではないですが、
ひとつのヒントとして私は「知的食わず嫌いを潰していくこと」をお勧めしています。
今まで「何となく苦手そうだな」「勉強する気力が起きないな」「これは自分には無理だな」と考え遠ざけていたジャンルの勉強や経験をし、
自分の脳に新しい風を吹き込むのです。
例えば、男性で実家暮らしが長く料理の経験が皆無で包丁すら握ったこともない人が
「初めての料理」などの本を手に取って読んでみるのもいいでしょう。
もしかしたら料理の楽しさに目覚め「激ハマり」するかもしれません。
例えば、運動がずっと苦手だと考えていた人がウォーキングやマラソンを始めてみるのもいいでしょう。
「運動が苦手」と感じている人は単に小学校〜高校の体育でのサッカーやバスケなど「集団競技」が苦手なだけであることが多く、
社会人になってマラソンや水泳を始めのめり込んでいく人もいます。
マラソンなどの「食わず嫌いだった経験」が転じて「やりたいこと」のヒントになる可能性だってあるのです。
書店に行って今まで手に取ったことのないような本を読んでみるのもいいでしょう。
例えばいつもビジネス書ばかり読んでいる人は小説や雑誌のコーナーを見てみたり、
逆に小説しか読んでない人が自己啓発書を読むのもいいでしょう。
知的/経験的な「食わず嫌い」を少しずつ埋めていき、
継続的に新しい刺激をあなたの脳に送り続けてあげましょう。
新しい知識や経験は既存の知識/経験と融合し
思わぬ化学反応を起こすことがあります。
そしてその結果、ある日、雷に打たれたように「自分の本質」に気づけることもあるのです。
慣れ親しんだことばかりせず新しい風を取り入れていく。食わず嫌いを無くしていく。
悩んでいる人は、このページを閉じたらまずは書店で
「読んだことのない分野の本」を手に取ってみてください。