「私の才能がどこにあるか分かりません」
「自分が何を得意としていて何が好きなのかが分かりません」
「自分には何が向いているのか分かりません」
このように、自分の「才能」について悩んでいる人はとても多いです。
私は大学在学時代に起業しましたが、起業するか就職するか最後まで悩みましたし、
またどちらにせよどんな「分野」で戦うか悩んでいたから気持ちはよく分かります。
自分の才能のありかを探るのにひとつ目安としてもらいたいのが
「それをいかに頑張らずできるか」です。
決して「それをいかに頑張れるか」の書き間違いではありません。
大切なのは「いかに頑張らずできるか」です。
例えば学生時代からスポーツの才能があった人は
「なんかみんな頑張って動いてるけど俺は汗ひとつかいてないな」と思ったことがある人もいるでしょう。
例えば語学の才能がある人は
「周囲は社会人になってからも英語に四苦八苦してるけど私は学生時代にならったことだけでペラペラ喋れるようになってる」という人もいるかもしれません。
スポーツや語学のように分かりやすい分野的な指標でなくとも、
整理整頓なら頑張らずにできるどころか自然にできてしまうという人もいるはずです。
マンガなら一日中でも集中して読破できるという人もいますし、
人の話を何時間でも苦なく聞ける天性の「聞き上手」な人だっているでしょう。
特に文章力を意識して磨いたわけでもないのに、
日記や報告書をびっくりするぐらいスラスラ書く人だっています。
上記はあくまでも一例ですが、
「自分自身が苦なく、頑張らずこなせること」のヒントになると思います。
「才能」や「得意なこと」はあなたが頑張らずにできること、無意識的にできることの中に埋まっている場合が多いです。
「灯台もと暗し」ではないですが、
あまりに身近すぎて気づけないことも往々にしてあるでしょう。
是非、視点を変えて「自分の才能は何だろう」ではなく
「自分が頑張らずにできることは何だろう」と自問してみてください。
きっとそこには、ビジネスや社会生活にも活かせるようなあなたの素晴らしい才能が眠っています。