Ryuta.k【公式ブログ】

文筆家。起業家。読書家。早稲田大学中退後、マーケティングとライティングのスキルをバックボーンにキャリアスクール事業や広告系事業を営んできました。今はフリーランスとして自由に楽しく働いてるアラサーです。型にはまらない特異な経歴と1万冊以上の読書経験から得た知恵をもとに「人生と考え方」「パートナーシップ」「ビジネス」「哲学」「心理学」「脳科学」「教養」「読書術」など多分野にわたり発信しています。

将棋アマ三段が藤井聡太新竜王の凄さを解説してみる【前編】

 

 

 

 

先日、藤井聡太三冠が豊島前竜王を破り
四冠目となる竜王位を獲得したことがSNSやニュースを賑わせています。

 

私は20年以上プロ将棋界をファンとして追いかけてきましたが、本当に、大快挙です。

 

 

 

 

私は小学生の頃に父に将棋を教わり、中高大と学生時代は将棋から離れていましたが社会人になり細々と趣味として将棋を再開し、
スキマスキマで勉強を続け数年ごとに昇段し、現在ではアマチュア三段の棋力だと認定されています。

 

 

ニュースなどで十分藤井新竜王の凄さは世間に伝わっていると思いますが、
ひとりの将棋ファンとして、アマ有段者の目線から「どのくらい藤井聡太という棋士がすごいのか」ちょっとした解説のようなものを書いてみたいと思いました。

 

 

 

 

将棋に詳しくない方にも理解いただけるよう努力させていただきますので是非お読みください。

 

 

また、私より造詣の深い将棋ファンは記事中に「それは違うだろ」とツッコミたくなるところもあるかもしれませんが、
そこは暖かく見守っていただけたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

【①将棋アマ三段という棋力】

 

 

 

分かりやすい構成にするため、
私の段位であるアマ三段というのがどれくらいの実力かという視点から話を始めたいと思います。

 

まず、アマ三段という棋力はだいたいの場合、職場や学校などのコミュニティでは
「最も将棋が強い」という部類に入れるのではないかと思われます。

 

 

 

また、三段は直線なら20数手台の詰将棋を解くことができる棋力ですので、
枝分かれで100手以上の変化を読むことも不可能ではない(と思いたい)と思います。

 

「プロの先生は数千手読む」ということを考えれば鼻クソのようなものですが、
「そこら辺の将棋好きには負けないし、絶対に負けたくない」というプライドがあるのがアマ二段〜三段でしょう。

 

 

 

ちなみに、アマ全国大会の県代表レベルはアマ五段クラスとなっており、
アマ三段という棋力はプロを目指す子であれば小学校低学年で到達していてもおかしくない棋力です。

 

実際、藤井新竜王は小学3年時に小学生の全国大会で優勝していますし(アマ五段相当と推定されます)、
今回の藤井新竜王の対局相手であった豊島先生も小学1年生でアマチュア四段の棋力に到達していたと言われています。

 

小学一年といえば、私がゲームボーイで初めてポケモン赤版をプレイし、鼻水垂らしながらリザードンがどうたらミューツーがどうこうと言っている時期です。

 

そんな幼少期に、すでに彼らは将棋のアマチュアトップレベルだったわけですね。恐ろしいです。

 

 

 

 

 

【②プロ養成機関は天才少年の集まり】

 

 

 

将棋棋士になるには「奨励会」というプロ養成機関で勝ち上がり、
アマチュア段位ではなく「プロとしての段位」を上げていく必要があります。

 

奨励会は6級からスタートし、級位を上げ段位を獲得し、
四段に昇段できれば晴れて「プロ棋士」と呼ばれることになります。

 

 

 

なお、奨励会6級はアマ段位で言えば四〜五段に相当します。

 

つまりプロ機関の最下層の段位(6級)が、アマチュアの県トップ/全国レベルと互角程度の段位だということです。

プロ養成機関の奨励会には全国から将棋の化け物、将棋の鬼、日本有数の頭脳の卵たちが集まってきていて、
その多くが小学生〜高校生で占められます。

 

冗談でもなんでもなく、私(アマ三段)などは
奨励会の小学生が目隠しで将棋を指しても瞬殺されてしまうでしょう。

 

 

 

ちなみに、藤井新竜王はこの天才の巣窟たる奨励会を14歳で抜け(つまり14歳で四段になり)、
史上最年少棋士となったことも過去に大きく報道されました。

 

プロ入り当時も「羽生善治以来のバケモノが現れた」と騒がれましたし、将来の大棋士になることを期待されてはいたのですが、
あれからほんの5年で竜王含むタイトル四冠を獲得するとはまさか誰も思ってなかったことでしょう。

 

今回の、10代での竜王獲得、また最年少四冠というのはそれほど偉大な記録なのです。

 

 

 

 

 

【後編はこちら】