Ryuta.K【公式ブログ】

【自己肯定と心理学】【パートナーシップとライフワーク】文筆家です。ブログではnoteやRKサロンのコンテンツを一部公開しています。

「小さく負け続ける人」が大きく勝つ

 

 

 

「この本は買って失敗だったな、最近当たり本になかなか巡り会わないな」

「最近リターンが少ない仕事ばかりだな」

「マッチングアプリでなかなか良い人に出会えないな」

 

 

 

こんな例をあげるまでもなく、世の中は思うような「当たり」ばかりを引けるわけではありません。

 

一般的に、何かをやり続けていればハズレくじを引かざるを得ない時は多いですし、
場合によってはほとんどがハズレクジだということもあります。

 

 

 

 

例えば、私の知人はラーメン屋めぐりが好きなのですが
「ラーメン屋で何もかも完璧な大当たりの店は本当に少ないよ。味が良ければ値段が高いし接客が悪いこと多いし、立地も悪いし、何より混んでる。逆に味が悪いのは論外だし」というようなことを言っていました。

 

でもその分、「大当たり」の店を見つけたときの感動は"ひとしお"だそうです。

また、そのような「大当たり」の店は控えめに言っても100店に1店あるかないかなのだそうです。

ラーメンマニアの世界も奥が深いのだなと思いました。

 

 

 

これはラーメン巡りだけに限らず、人生のあらゆる局面、あらゆることに通じる話だと思います。

 

 

 

冒頭でマッチングアプリ婚活の例をあげましたが、私が親しくさせていただいている恋愛コンサルタントの方は、
「アプリ婚活の秘訣はとにかく会って会って会いまくること。量をこなさなければ始まらない。ハートのエースを引けるまでカードを引き続けること」とおっしゃっていました。

 

 

 

 

有名なハインリッヒの法則では、
「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する」としています。

 

これは交通事故にも労働災害にも当てはめられる研究なのですが、
300の「ヒヤっとした」を反省せず無視し続ければ29の軽事故に繋がり、
それもまた無視し続ければ人命に関わるような大惨事に繋がるというのです。

 

 

「大ヒット」と「大事故」を似たようなものだと捉えるのであれば、
「ハインリッヒの法則」は人生にも当てはめることができます。

 

 

 

 

本探しにおいて、自分にとっての大ヒット本は300冊に1冊なのです。

ラーメン屋巡りにおいて、自分にとっての大ヒットの店は300店に1店なのです。

婚活において、自分にとって本当に素晴らしいパートナーに出会うためには、少なくとも300人の異性に会う必要があるかもしれないということなのです。

 

 

 

人生やビジネスで「小さな負け」を経験し続けること、
「ハズレくじ」を引き続けることはトータルでみれば失敗でもなんでもありません。

 

 

 

小さく負け続けるからこそ、大きく勝つことができるのです。