「エビングハウスの忘却曲線」によると人は何かをインプットした際に、
30分後には42%忘れる
1時間後には56%忘れる
9時間後には64%忘れる
1日後には67%忘れる
2日後には72%忘れる
もちろん個人差はありますが大まかにこのような忘却法則があると言われています。
その瞬間に最大のリソースを注ぎ込んで勉強したとしても、脳のシステム上、復習をしなければすぐに学んだことを忘れてしまいます。
上の忘却法則をみてもらえれば分かるとおり、
学習して1日放ったらしておくとその約7割を忘れてしまうわけです。
実は「忘れてしまう」というのは脳自身にとって、
そして人体にとってある意味で非常に合理的で有益な仕組みです。
「人体の2%の質量しかない脳が、摂取カロリーの1/4を消費している」とまで言われるほど、
日々の脳の情報処理量は凄まじく、
「緊急性必要性のないことは一刻も早く消去せよ」というプラグラムが脳進化の途上で遺伝的に備わっていったのですね。
そのような忘却システムがないときっと人間は1日あたり10000kcalは余裕で必要になってしまうでしょう。
そんな量のカロリーが必要では当然、進化の途上で餓死率が何十倍にも高まり、人間は絶滅してしまったに違いありません。
(もうちょっと脳が自動情報処理を頑張ってくれればダイエットも効率がよくなるのに、、、という思いもありますが)
話を戻しますが、1日後に70%を忘却してしまう自動システムがある中で知識を最大効率で、ガッチリと身につけるにはやはり、
一刻も早いアウトプットが非常に重要になります。
アウトプットの方法は会話でもブログでもFacebookでもTwitterでも何でもいいです。
とにかく学習したことを吐き出しましょう。
脳が学習内容を長期の記憶としてとどめて置いてくれるための条件として、
・あなたがその情報に強い興味関心を持っていること(喜怒哀楽など何らかの感情がその内容に付随していること)
・その情報が何回も繰り返しあなたに利用されていること
があります。
アウトプットすれば当然、喜怒哀楽の感情が多かれ少なかれ巻き起こります。
「誰かに学んだことを話す」という形でアウトプットを行えば相手からの反応というフィードバックがあり、それは当然話す本人にとっても「感情」を伴いますし、
ブログやTwitterでアウトプットする際にも必然的に何らかの「感情」を伴わせつつ文章を綴るはずです。
(興味があるからこそ学んだことを、機械的に平平淡々とまるで電卓を打つかのように無感情で文章化していく人はあまりいないと思われます)
そして、「アウトプット」それ自体が復習となり、「情報の繰り返しの利用」となるのは言うまでもありません。
誰かに話したり、ブログに学習内容を書いたりすることで
「感情面」と「繰り返し面」の忘却阻止を同時に行うことができます。
「感情的に」そして「繰り返し」その情報を利用することによって、
あなたの脳は「あ、この情報は必要なのね了解とっておいてやろう」という感じで長期記憶庫に保管してくれることになるでしょう。
アウトプットこそ最大の復習なり、ですね。
勉強したことを忘れてしまうのはシンプルにもったいないです。
勉強したことを忘れてしまっては勉強した時間の無駄遣いということになってしまうからです。
せっかく何かを勉強したのなら、それを一生使える知識へと昇華させましょう。
インプットと同じくらい、否、それ以上にアウトプットに意識をむけても良いぐらいなのです。
【お知らせ】
2022年より、
「自己本質を深掘りし、ありのままの自分を肯定し受け入れ、社会的な成否でもなければ周りの目線でもない、あなただけの幸せな人生を創ろう」
という趣旨の企画を打ち出します。
企画参加の条件は「20代であること」のみです。
・やりたいことや自分に本質的に向いていることが分からず、人生に何となく不安を感じている
・自分の才能を活かして生きたいが、自分に本質的に向いていることは何なのかよく分からない
・自己肯定感が低く、自分に自信が持てない、生きにくい。
・ネガティブになりがちで、そんな自分を猛烈に否定したくなる時がある
・何かに「失敗」した時に強く自分を責めてしまうのをやめたい
・社会の目、他人の目を気にしてしまい、自分の思うように生きられていない気がする
・「ほんとうの自分」を深掘りしてみたい
・ありのままの自分を素直に愛せるようになりたい
・より自分を肯定し、受け入れて生きられるようになりたい
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このような20代の方、大歓迎です。
詳しくはこちらに書きましたので是非ご確認ください。