久しぶりに「孤独論」のカテゴリで書きたいと思います。
よく自己啓発書に書かれていることに
「あなたの周囲によくいる5人の年収を平均してみなさい。それがそのままあなたの将来の年収になります」というものがあります。
たとえば、あなたの周囲によくいる人が年収300〜500万のサラリーマンたちだとしたら、
あなたの年収はだいたい400万くらいで落ち着いてくるということです。
たとえば、あなたの周囲によくいる人が年収1000万レベルのパートナーを持つ専業主婦(主夫)だとしたら、
あなたもその年収レベルの配偶者を得られる可能性が高いということです。
たとえば、あなたが年収億レベルの社長しか周囲にいない西麻布の会員制バーにそれこそ毎日入り浸っているのだとしたら、
あなたも将来億単位で稼ぐ可能性が高いということです。
これはいわゆる「つるみの法則」と呼ばれるものでして、「類は友を呼ぶ」ではないですが、
人は日常的に周囲にいる人に非常に強い影響を受けるものだということを示唆しています。
これはもちろん年収だけでなく、
結婚やパートナーシップ関連、仕事や学問などにも当てはまってきます。
周囲は自分をうつす鏡なのですね。
もしくは、自分は周囲からうつしだされて少しずつ形成されていくわけです。
自己啓発書やビジネス書に浸り、こんな話を山ほど読んできた20歳前後の私はある日こんなことを思いました。
「では、孤独な人はどのようになっていくんだろう?」と。
と言うのも、当時わたしはすでに大学を辞めかけていて、アフィリエイターとしてウェブビジネスを営む傍らリアルでほとんど人と関わることなく、
ホテルを転々としながら暮らしていたからです。
非常に孤独だったため、「周囲の人たちの姿が将来の自分の姿なのだとしたら、周囲に人がいない俺のような人間はどうなっていくのか」
という素朴な疑問を、若かりし頃の私は抱いたのですね。
「孤独な人はつまり、ずっと現状維持ってことなのかな?周囲に人がいない人は成長できないのかな?こんな暮らしはやめた方がいいのかな?」という不安も当然ありました。
本で読んだのか、それとも音声や動画で得たものなのかは忘れましたが、私を納得させてくれた答えは、
「向上心のある孤独な人は誰よりも成長していく。向上心のない孤独な人は誰よりも衰えていく。」
というものでした。
なぜこうなるかというと、
「向上心のある孤独な人」は普通の人が人付き合いに割くべき時間をそのまま勉強のための時間、
つまり「向上のための時間」として使うことができるからです。
「つるみの法則」で周囲の人の情報を無意識的にインストールし、将来的に周囲の人のような姿になっていくのと類似のメカニズムで、
「孤独な人」は普段読んでいる本、普段聞いている音声、普段見ている動画、普段仕入れている情報に感化され、そして導かれていきます。
年収のたとえで言うならば、「孤独な人」は
年収300万のマインドや情報を仕入れることも、
年収1000万のマインドや情報を仕入れることも、
年収億単位のマインドや情報を仕入れることも、やる気さえあれば可能なのです。
向上心さえあれば、「理想の自分の姿」に近い情報を徹底的に浴びて浴びて浴びまくることができるのが「孤独な人」なのですね。
「孤独な人は誰よりも成長していく可能性を秘めている」という考え方には非常に説得力があります。
一方で、いわゆる「引きこもり」のような向上心も向学心もない「孤独な人」もいます。
彼らは当然どこにもいけません。
周囲に人がおらず、積極的に学ぼうともしないのであれば「孤独な人」はただ心身ともに衰えていくだけです。
「孤独」はこのような恐ろしい一面もはらんでいます。
結局、「つるみの法則」とは自分がどのように周囲からインスパイアされ、
どのような質の情報、つまり自分にとっての「栄養分」を得ているかという話なのです。
「孤独だと成長できない」ということは決してありません。
むしろ、孤独だからこそ、
なりたい自分になれるような「栄養分」を積極的に取捨選択し、吸収していくことができるのです。
【お知らせ】
2022年より、
「自己本質を深掘りし、ありのままの自分を肯定し受け入れ、社会的な成否でもなければ周りの目線でもない、あなただけの幸せな人生を創ろう」
という趣旨の企画を打ち出します。
企画参加の条件は「20代であること」のみです。
・やりたいことや自分に本質的に向いていることが分からず、人生に何となく不安を感じている
・自分の才能を活かして生きたいが、自分に本質的に向いていることは何なのかよく分からない
・自己肯定感が低く、自分に自信が持てない、生きにくい。
・ネガティブになりがちで、そんな自分を猛烈に否定したくなる時がある
・何かに「失敗」した時に強く自分を責めてしまうのをやめたい
・社会の目、他人の目を気にしてしまい、自分の思うように生きられていない気がする
・「ほんとうの自分」を深掘りしてみたい
・ありのままの自分を素直に愛せるようになりたい
・より自分を肯定し、受け入れて生きられるようになりたい
・人生に真剣に向き合っている仲間が欲しい
このような20代の方、大歓迎です。
詳しくはこちらに書きましたので是非ご確認ください。