私は昔、自由に生きるためには有り余るお金が必要だと思っていました。
・お金があればブラック企業を辞めて自由に暮らせる
・お金があれば時間が買える(タクシー移動、家事外注など)
・お金があれば海外旅行にだって行きまくれる
そのように考えていました。
しかし、ふとした時に有り余るお金は必ずしも自由になるために必要な条件ではないな、
むしろ場合によっては自由の弊害になることもあるのかもしれないなと悟りました。
その「場合」とはお金に執着してしまっているときです。
お金には不思議な力があります。
普通の人は、お金を稼げば稼ぐほど、さらに稼ぎたくなるものです。
そして、その稼いだお金を各種投資や貯蓄などにより守りたくなるものです。
この自然な欲求に従っていると、お金への執着が強まってきます。
段々お金との主従関係が逆転してきます。
つまり、幸せを得るための単なる手段、自由になるための単なる手段であったはずのお金が、
いつの間にか主人になってしまっているのです。
「お金様」のためにあくせく労力を費やすことになってしまうのです。
あなたが自由になるために利用するものにすぎないお金が、
いつのまにかあなたを振り回すようになっているのです。
お金に執着してしまっている人の果ては、
資産形成、資産防衛のために多大な労力と時間を費やして人生を終えてしまうという本末転倒です。
「そんな馬鹿な」と思うかもしれませんが稼ぐITベンチャー社長、稼ぐフリーランスを山ほど見てきた経験から、
お金への執着に取り憑かれてしまう人は少なくないと断言できます。
「自由」とは「ものごとへの執着が少なく、振り回されていない状態」と言えるでしょう。
肩の力が抜けていて、自然に自分の直感に従い、自分の好きなこと/やりたいことをワクワクしながらやっている状態こそが「自由」だと私は感じます。
もちろん自分のやりたいことをやるためにお金が必要になることもあるかもしれません。
でもあくまで必要なのは「手段としてのお金」であり「有り余るお金とお金への執着」ではないことに注意してください。
「自由になるためにはお金はあればあるほどいい」という考え方は述べてきたようにやや危険性があります。
私は、自由に生きるために何より大切なのは、「自分をよく知ること」だと考えています。
ものごとに悪い意味でとらわれず(つまり執着せず)、
自分のやりたいような人生を自由に生きていくためには何よりも「自分の価値観」を深く知っていなければなりません。
本質的なところで「自分のやりたいこと」、「自分が求めていること」や「自分の幸せの源泉」を知らなければ、
自分が人生に何を求めているのか、何を求めていないのかが曖昧になり、
世間の空気や同調圧力、コマーシャルなどに流されがちになってしまう恐れがあります。
その結果、
・常識的でなければならない(常識への執着)
・他人に良く見られなければならない(他者目線への執着)
・お金はあればあるほど良い(お金への執着)
・資産を決して減らしてはならない(資産防衛への執着)
・絶対に恋人をつくり、結婚しなければならない(恋愛関係への執着)
このような各種の執着に縛られ、やや息の苦しい人生になってしまうかもしれません。
もちろん人生に上下はありませんから、
お金や異性などに執着し続ける人生もひとつの選択です。
何も否定されるべきところはありません。
しかしながら、その執着的な人生が果たして本当に「自由」なのか、果たして本当に「幸せ」なのか、果たして本当に「求めたいもの」なのかは、
しっかりと胸の内に聞いてみる必要があると思います。
【お知らせ・2月1日より募集開始】
来月から「自分の本質を深掘りし、ありのままの自分を肯定し受け入れ、社会的な成否でもなければ周りの目線でもない、あなただけの幸せな人生(ライフワーク)を創ろう」
という趣旨の新企画を打ち出します。
企画参加の条件は「20代であること」のみです。
・やりたいことや自分に本質的に向いていることが分からず、人生に何となく不安を感じている
・自分の才能を活かして生きたいが、自分に本質的に向いていることは何なのかよく分からない
・自己肯定感が低く、自分に自信が持てない、生きにくい。
・ネガティブになりがちで、そんな自分を猛烈に否定したくなる時がある
・より自分を肯定し、ありのままの自分を素直に愛せるようになりたい
・人生に真剣に向き合っている仲間が欲しい
・「ほんとうの自分」を深掘りしてみたい
・社会の目、他人の目を気にしてしまい、自分の思うように生きられていない気がする
・自分だけのオリジナルで幸せな人生・ライフワークを発見したい
このような20代の方、大歓迎です。
詳しい内容はこちらに書きましたので是非ご確認ください。