責任感が強く自立心/自制心の強い人の特徴のひとつに、
「無意識に他者と自分を比較して、自分にダメ出しをしている」というものがあります。
たとえば仕事では、
・同僚のほうが成果をあげていて自分はなんてダメな人間なんだ
・部下や後輩のほうが優秀で自分には上司の資格がない
・違う業界の大学の友達はスピード出世してるのに比べて自分はいつまで同じところに止まってるんだろう
このような考え方が「自分へのダメ出し」です。
また、たとえば日常生活や恋愛では、
・あの人はモテるのに自分はモテない
・周りの人は美人(イケメン)なのに自分だけ容姿が悪い
・友達のインスタはレストランとか旅行とかキラキラした投稿ばかりなのに自分の投稿は地味なものばかりでなんか落ち込む
・友達は次々に結婚していくのに自分には彼女(彼氏)すらできない
このような自分への「ダメ出し」をしている人はきっと多いでしょう。
冒頭でも述べたように自分へのダメ出しをするということは自立心/自制心が強いということでもあり、自立心や自制心は日本では美徳とされる面もあるのですが、
これは明らかに自己肯定感の低さの表れであり、「生きにくさ」の理由になるように思われます。
人と比べて自分のことを責めてしまう自分へのダメ出し、つまり「あの人のようにならなくては」という考え方を引き起こすのは、
「〜ねばならない思考」「〜べきである思考」です。
そして、その裏には必ず「そうでなければ自分には価値がない」という自己否定の感情が隠されています。
上記の例で言うのならば、
・同僚や部下より仕事ができなければならない
→そうでなければ自分には価値がない
・周りより美人(イケメン)でなければならない
→そうでなければ自分には価値がない
・インスタでキラキラした生活をフォロワーに見せなければならない
→そうでなければ自分には価値がない
上記の「自分へのダメ出し」にはこのように強烈な自己否定の感情が根本にあるわけです。
いかにこの国では責任感や自立心や自制心が美徳とされると言っても、
「自分へのダメ出し」から解放されてありのままの自分を受け入れられたほうが格段に生きやすいのではないかと、私は強く思います。
自己肯定感の低さ、自己否定の感情とそれに由来する「自分へのダメ出し」は長年の思考習慣が積み重なって形成されています。
それこそ幼少期に親から「しっかりしなさい」と言われた経験であったり、
学生時代に「優等生でなければならない」と思い込んでいた経験であったりが根っこにあります。
そのため、一朝一夕に「この考え方は絶対にダメだ!」と否定して解除されるわけではありません。
むしろ、自分へのダメ出しに対する「この考え方はダメだ」というのもまた「自分へのダメ出し」のため負のスパイラルになる恐れがあります。
自分ダメ出しをする自分に「ダメ出しをする」のではなく、
まずは自分を受け入れ、根気強く自分と向き合って、自分の考え方を認知して、少しずつ思考習慣を解放していく必要があるのですね。
まずは最初のステップとして、
①自分にはどうやら自分にダメ出しする習慣があるらしい
②そしてその裏には「〜ねばならない(さもなくば自分には価値がない)」と自分を否定するような自己肯定感の低さがあるらしい
これらをガッツリと認識し捉えることがとても重要です。
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来月から「自分の本質を深掘りし、ありのままの自分を肯定し受け入れ、社会的な成否でもなければ周りの目線でもない、あなただけの幸せな人生(ライフワーク)を創ろう」
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企画参加の条件は「20代であること」のみです。
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・ネガティブになりがちで、そんな自分を猛烈に否定したくなる時がある
・より自分を肯定し、ありのままの自分を素直に愛せるようになりたい
・人生に真剣に向き合っている仲間が欲しい
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