自己肯定感が低い人の特徴のひとつに、「決断することが苦手」というものがあります。
そして「決断することが苦手」の理由の最たるものが人の目線を気にしすぎるからです。
たとえば、
①Aさんはもうすでに恋愛感情がない彼氏と数年付き合っていてプロポーズもされている。周囲の友達は次々に結婚してて独身はほぼ自分だけ。
親にも周囲にも結婚を急かされている。どうしよう。
②Bさんは上場企業に就職して5年がたつ。安定した給料と年功序列での出世は約束されている。毎年田舎に帰省するたびに両親や親族から「Bくんは本当に頭のでき方が違うね」と褒められる。
しかし最近友人に共同で起業してみないかと誘われている。起業するなら今の会社は辞めなければならない。
起業はワクワクするしチャレンジしてみたいけど安定した人生を捨てることになるし皆から何て言われるか分からず不安だ。
これらのような例があげられるかもしれません。
どちらも、他人の目線(①で言えばプロポーズしてくれた彼氏や親)や、社会的ステータス(②で言えば現在働いている上場企業)を気にしてしまうあまり決断に戸惑っている例と言えるでしょう。
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自己肯定感が低い人の一般的な特徴として、「人の目線を気にしすぎる」というのがあるのは間違いありません。
薄々、自分の心のなかに「こうしたい!」という希望がありつつも、理性による「こうあるべきだ!」に押し込まれ、それが曇ってしまっているような状況です。
(例えば上記①ではAさんは彼に対する恋愛感情がないため、心の奥底の感情をありのままに見るのであれば「プロポーズをお断りし、お別れしたい」という気持ちがあるはずです)
自分のありのままの気持ちで動くことより、他者や社会に求められるような自分を演じるわけですね。
つまり、「良い子」であろうとするわけです。そして「良い子」でなければ自分を肯定できないわけです。
他者や社会に「あなたは素晴らしいね」「模範的だね」と思われてはじめて自分への信頼感を得ることができるということです。
これが、「自己肯定感が低い人は他人の目線を気にしがちだ」の意味するところなのですね。
もちろん多くの人がこういった生き方をしているのは事実ですし、社会的な評価を大切にする生き方に責められるべきところは何もありませんが、
一方で、「なんだか息苦しいな、好きに生きたいな」と思っている人が多いのもまた事実でしょう。
そんな、「他者とか社会より自分の心を優先してーよ!」というちょっとした変態予備軍(いい意味です)の人に私がおすすめしたいのは、
都度都度で「それでもいーじゃないか、それが私なんだから」と自分に問いかけてあげることです。
心理学でいう自己受容のアファメーションですが、自分がしたい選択と社会的に自分がすべき選択の狭間で迷う機会があったら難しく考えず「それでもいーじゃないか」と自分に言ってあげてください。
たとえば上記①のAさんであれば、
もしプロポーズを断れば彼氏から恨み言を言われるのは100%間違いないでしょう。
「この数年間はじゃあなんだったの?何考えてんの?」と言われることは間違いないでしょう。
その結果Aさんの心が痛むことも間違いないでしょう。
そして親や、周囲の友達からガッカリされるかもしれません。「せっかくのチャンスを無駄にしたね」と思われるかもしれません。婚期が遅れるかもしれません。常識的にはあり得ない決断だと言われるかもしれません。
でも、例えそうだとしてもそれはAさんの心に従った決断のはずです。だから「それでもいーじゃないか」と自分に言ってあげれば良いのです。
確かに3年付き合った、でも本当に結婚したい人はその人ではなかった。だから別れるという決断を遅ればせながらだけどした。それでいいのです。それでもいいのです。
結婚や転職など、人生の節目となる機会でなくとも、自分のしたい選択と何かの間に迷いが生じたときに「それでもいーじゃないか」と良い意味で開き直り、
自分を受け入れていくことで自然と自分の選択への信頼感が高まっていき、自分の人生への肯定感が上がっていきます。
(例えば上司と猛烈に意見が合わないなら我慢せずに反発したっていいんです。それでもいーじゃないか。)
真面目で繊細な人は思わず他人に合わせてしまったり、自分のしたいことを妥協してしまったりしがちだと思います。
しかし一度きりの人生、自分の心からやりたいことを自由にやらなきゃ損ですよ。
是非「それでもいーじゃないか」のマインドで自分を許してあげてください。
そして、自分のしたい選択を決断していってください。
【お知らせ・2月1日より募集開始】
来月から「自分の本質を深掘りし、ありのままの自分を肯定し受け入れ、社会的な成否でもなければ周りの目線でもない、あなただけの幸せな人生(ライフワーク)を創ろう」
という趣旨の新企画を打ち出します。
企画参加の条件は「20代であること」のみです。
・やりたいことや自分に本質的に向いていることが分からず、人生に何となく不安を感じている
・自分の才能を活かして生きたいが、自分に本質的に向いていることは何なのかよく分からない
・自己肯定感が低く、自分に自信が持てない、生きにくい。
・ネガティブになりがちで、そんな自分を猛烈に否定したくなる時がある
・より自分を肯定し、ありのままの自分を素直に愛せるようになりたい
・人生に真剣に向き合っている仲間が欲しい
・「ほんとうの自分」を深掘りしてみたい
・社会の目、他人の目を気にしてしまい、自分の思うように生きられていない気がする
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詳しい内容はこちらに書きましたので是非ご確認ください。