Ryuta.K【公式ブログ】

【自己肯定と心理学】【パートナーシップとライフワーク】文筆家です。ブログではnoteやRKサロンのコンテンツを一部公開しています。

「良い人」は怒りを抑圧〜爆発させがち

 

 

 

 

「怒り」は放出しなければ溜め込まれるという性質があります。

 

 

 

 

恋人やパートナーのふとした一言に怒りを感じたとき、友人の行動に怒りを感じたとき、クライアントのルーズさに怒りを感じたとき、上司の傲慢さに怒りを感じたとき、
親の過干渉や無関心に怒りを感じたとき、誰かの恵まれた環境に怒りを感じたとき、思い通りにならない人生に怒りを感じたとき…

 

どんな怒りでもそうです。放出しなければ潜在意識の領域に溜め込まれていきます。

(心理学者のカール・ユングは人の意識は顕在意識、潜在意識、集合的無意識に分かられるとし、生まれてからの一連の感情経験は潜在意識に蓄積されていくとしました。)

 

 

 

 

 

「良い人」は怒りの放出が苦手です。

 

 

 

 

 

「良い人」は、常に模範的な大人であろうとし、自分の醜い姿を晒すのを嫌い、恋人や親しい人にまでネガティブな感情は隠し、周囲から見たら礼節がありいつも穏やかでニコニコしているように思われます。

しかしいかに「良い人」であれ人間である限り豊かな感情というものがあります。
そして、豊かな感情の中には素晴らしい感情だけでなく、当然怒りなどのネガティブな感情も含まれます。

 

「良い人」は怒りなどのネガティブな感情を人前で吐露するのを恥だと考えます。

今まで「良い人」として通ってきたのに急にネガティブになるわけにもいかないという慣性のようなものもあるでしょう。

社会的な評価、他人からの目線をつい気にしてしまい、「自分がどう思われるか」に最大限気を張り巡らせている「良い人」にとって怒りの放出というのは非常に難しいことなのです。

 

 

 

 

 

 

よって、怒りはどんどん溜め込まれていきます。
怒りは目に見えるものではありませんが確かに存在する強烈なエネルギーです。ある程度なら溜め込むこともできるかもしれませんがそれには当然限界があります。
抑圧された怒りのエネルギーは潜在意識にパンパンに詰め込まれ、例えばアルコールが入ったり、ちょっと体が疲れたり、感情的になったりなどして潜在意識のフタがふと緩んだ瞬間にドカンと飛び出てきます。

 

 

たとえば女性が彼氏と喧嘩になったときに「今までこんなことも我慢してたのよ、あんなことも我慢してたのよ」と、
関連する我慢してたことシリーズをぶちまけ「今それは関係ないだろ過去のことだろ」と男性側もヒートアップしていくシーンは何となくお馴染みですが、これも「怒りエネルギーの抑圧」で説明できると思います。

 

これは確かに、彼女に我慢させるようなことをした男も悪いのですが、女性側が怒りを潜在意識下に抑圧してしまいがちな「良い人」であることにも原因があるのです。


「良い人」であるがゆえに「小さなことで目くじらたてるまい、私は大人なのよ」というマインドで、日常の彼氏の言動でちょっとイラッとしたことや些細な喧嘩で消化不良になってしまった感情をある程度であれば心の奥底に閉じ込めておけるのですが、
そういった細々としたモヤモヤは当然なくならず、潜在意識のフタの下でフツフツと煮立ちながら爆発の瞬間を待っているわけなのですね。そしてある瞬間に発狂のごとく相手に詰め寄ってしまう。


急に爆発的に怒ったりなど情緒不安定だなんて言われてる人は結局「良い人」であることがその理由だということも多いんです。

 

 

 

 

怒りエネルギーを抑圧し続けてふとした瞬間に大爆発させるのは心身ともにあまり良いものではありませんし(汚い表現で恐縮ですが、腸で例えるなら慢性的な便秘と急性的な下痢を繰り返すようなものです)、
パートナーシップ関係や人間関係にヒビをいれ決裂させてしまう原因にもなります。些細なことが大喧嘩に発展…というのは抑圧された怒りが原因であることが本当に多いんです。

 

「良い人でありたい」という気持ちはよく分かります。
でも、怒りは抑圧するのではなく都度放出していったほうが自分自身の快適さに繋がりますしパートナー関係なども結果的には上手くいくことは間違いありません。

 

怒りを押し込めて便秘のように溜め込むのは身体にも心にも人生にも毒なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

【お知らせ・2月1日より募集開始】

 

来月から「自分の本質を深掘りし、ありのままの自分を肯定し受け入れ、社会的な成否でもなければ周りの目線でもない、あなただけの幸せな人生(ライフワーク)を創ろう」

という趣旨の新企画を打ち出します。

 

 

企画参加の条件は「20代であること」のみです。

 

 

・やりたいことや自分に本質的に向いていることが分からず、人生に何となく不安を感じている

・自分の才能を活かして生きたいが、自分に本質的に向いていることは何なのかよく分からない

・自己肯定感が低く、自分に自信が持てない、生きにくい。

・ネガティブになりがちで、そんな自分を猛烈に否定したくなる時がある

・より自分を肯定し、ありのままの自分を素直に愛せるようになりたい

・人生に真剣に向き合っている仲間が欲しい

・「ほんとうの自分」を深掘りしてみたい

・社会の目、他人の目を気にしてしまい、自分の思うように生きられていない気がする

・自分だけのオリジナルで幸せな人生・ライフワークを発見したい

 

 

 

このような20代の方、大歓迎です。

 

 

詳しい内容はこちらに書きましたので是非ご確認ください。