「男らしさ」「女らしさ」というのもひとつの囚われであり、手放すべき「他人軸」なのではないかと思っています。
・男だから、年収は○○万円以上でなければならない
・女だから、見た目に気を使うべきだし美しくなければならない
・男だから、筋トレをしてたくましくいなければならない
・女だから、家事全般をこなせなければならない
・男だから、地図は読まなければならないし運転も上手くなければならない
・女だから、一歩引いて男を立てなければならない
このような「男だから〜」「女だから〜」という価値観はいつの時代もはびこっていますが、
こういったものも結局は単なるローカルな常識であり、同調圧力であり、世間の空気感のようなものにすぎず、とらわれてしまうのは馬鹿らしいです。
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自分軸がしっかりしていて自己肯定感が高い人は自分の在り方と自分の考え方、そして自分の選択を肯定しています。
「男らしさ」「女らしさ」ではなくシンプルに「自分らしさ」で物事をとらえることができます。
私は「グラップリング」というレスリングと寝技をミックスさせたような組み技の格闘技が趣味で、
2年半ほど定期的に取り組んでいるのですが、ジムには総合格闘技の選手も練習にきます。
総合格闘技は打撃(キックボクシングのテクニック)の他に柔術、レスリング、グラップリングなどの組み技のテクニックも磨く必要があるので、私が所属しているジムには総合格闘技の選手もグラップリングの稽古にくるのです。
その中には男性選手に混ざって女性選手がいることも多いのですが、
ある女性選手に「総合の練習や試合で顔を打たれるのには抵抗はないのですか?」という質問をしたことがあります。
そしたら、「打たれる痛さは当然ありますが、顔面が傷つくことなどに抵抗はありません。たしかに女性としては顔は綺麗じゃなきゃいけないという常識みたいなのはあるかもしれませんが、それはあくまで社会の常識であって私がそれに従うか従わないかは私の選択だと思ってるんで。私は格闘技が好きなのでしてるまでです」と率直な笑顔とともに答えられて、
「顔を打たれるのに抵抗はないのか」などという馬鹿げた質問をした自分が恥ずかしくなりました。
「女性は顔を傷つけるべきではない」という常識に囚われていたのは私のほうだったのです。
「自分軸」で自己肯定感高く生きている人とはこの女性格闘家のような人のことを言うのだと思います。
この人は、「女性の顔面は傷ついてはいけない」という他人や社会の評価に振り回されずありのままの自分を認め、自分の人生を思いきり楽しんでいます。
「女性は顔に傷ひとつあってはならず、美しくなければならない」というのは単なる他人軸というか、社会的な圧力にすぎないわけです。
もちろん言うまでもなく「格闘家」というのは生き方の選択肢にすぎないわけで、
能動的主体的に「美しくありたい」と思うのもまた、男女問わず個々人の選択のひとつだと思います。
「美しくありたい」というのが自分の本音であり、それが「自分軸」であるのならば世間や他人の評価に関わらず美しさを極めるのだって、格闘技を極めるのと同じように素晴らしいことでしょう。
結局は、社会的なあるべき姿(他人軸)にナーナーに流されて受け身的に人生の選択をしていくのではなく、
明確な意識をもって自分の「なりたい姿・したいこと」(自分軸)を優先して生きていくのが、幸せと豊かさの秘訣なのだと思います。
【お知らせ・2月1日より募集開始】
2022年2月から「自分の本質を深掘りし、ありのままの自分を肯定し受け入れ、社会的な成否でもなければ周りの目線でもない、あなただけの幸せな人生(ライフワーク)を創ろう」
という趣旨の新企画を打ち出します。
企画参加の条件は「20代であること」のみです。
・やりたいことや自分に本質的に向いていることが分からず、人生に何となく不安を感じている
・自分の才能を活かして生きたいが、自分に本質的に向いていることは何なのかよく分からない
・自己肯定感が低く、自分に自信が持てない、生きにくい。
・ネガティブになりがちで、そんな自分を猛烈に否定したくなる時がある
・より自分を肯定し、ありのままの自分を素直に愛せるようになりたい
・人生に真剣に向き合っている仲間が欲しい
・「ほんとうの自分」を深掘りしてみたい
・社会の目、他人の目を気にしてしまい、自分の思うように生きられていない気がする
・自分だけのオリジナルで幸せな人生・ライフワークを発見したい
このような20代の方、大歓迎です。
詳しい内容はこちらに書きましたので是非ご確認ください。