Ryuta.K【公式ブログ】

【自己肯定と心理学】【パートナーシップとライフワーク】文筆家です。ブログではnoteやRKサロンのコンテンツを一部公開しています。

自己否定を感じてしまうのは「自分への期待」が原因かもしれない

 

 

いつも自分を否定しがちで苦しくなってしまう。

人と比べて自分の短所ばかり気になってしまう。

社会的な基準と比べて自分にダメ出ししてしまう。

「自分なんて」という思考から抜け出せない。

 

 

こういった人の考え方の根本にあるのは自分に対する悪い意味での「期待」であることが多いです。

 

 

 

つまり、

 

「自分にはこれくらいできるはず」

「営業ノルマぐらいは達成できるはず」

「中の上ぐらいはモテるはず」

「今まで恋人には困らなかったんだからすぐに結婚できるはず」

「基本的には人に好かれるはず」

「大学入試で英語を猛勉強したのだから旅行でも英語を使いこなせるはず」

 

 

これらのような「〜のはず」という自分への無意識の期待値と現実…つまり「実際にはそこまで大したことのない自分」とのギャップが自己否定に繋がるわけなのですね。

 

 

・自分にはこれくらいの仕事はできるという自分への期待
→その仕事でミスを連発する自分

 

・中の上ぐらいはモテるという自分への期待
→合コンなどでそこまでモテなかった自分

 

・恋人は途切れなかったからすぐ結婚できるだろうという自分への期待
→蓋を開けてみれば何年も婚活している自分

 

・入試レベルの英語ならできるだろうという自分への期待
→現地でまったくネイティブの発音が聞き取れなかった自分

 

 

自己否定の裏にはこういった「期待」と「現実」との間のギャップがあるわけです。

 

 

 

 

そこでその自分を苦しめている「自分への期待」とは具体的には何なのか、
そしてその「自分への期待」はいったいどこからやってきて何が原因なのかということを考えていくわけなのですが、
これは圧倒的に他者、社会、世間などの「外部の基準」がそのまま自分に当てはめられてしまっていることが原因であるパターンが多いです。

 

 

先の例で言えば、「自分にはそれなりに仕事ができるはずだ」という自分への期待がなぜ生じるのかといえば、
「社会人としてそれなりに仕事ができなきゃいけない」という他者や、社会や、世間の常識基準がそのまま自分に対して当てはめられてしまっているパターンが多いです。

 

「仕事ができる人=優れている人」という一種の社会常識ですね。

 

 

 

そして、「自分は中の上くらいはモテるはずだ」という自分への期待は「そこそこモテてきた」という過去の経験から生み出されたものであると同時に、
「モテる人こそが素晴らしい」という他者基準、他者目線、社会的な「お決まり」が強力な影響を及ぼしているわけです。

これもまた、一種の社会常識といえば社会常識であるわけです。

 

 

 

ここまでの話を簡潔にまとめると、

 

【他者の目線や社会の常識】

【それに答えようとする自分(自分への期待)】

【現実とのギャップに苦しむ自分】

 

このような図式が浮かび上がってきます。

 

 

 

 

 

 

ではどうすれば、強力な自己否定から逃れられるのかという話ですが、
まずは自分がどのような「基準」で行動していてどのような「期待」を自分に対して持っているのか、それをはっきり明確化していくことだと思います。

「自分を知る」ということですね。

 

散らかりすぎた部屋を掃除するためにはまず「何を捨てるか」はっきりさせなければいけないのと同じで、
言語化できない感情や思考は手放すこともできません。

 

 

 

 

そして「ありのままの自分を受け入れる」「ダメな自分を受け入れる」という考え方もとても大切です。

 

結局は、社会的な基準に答えようと自分に期待して四苦八苦してるのって「ありのままの自分」を受け入れられてないわけです。

 

 

仕事ができないかもしれない

営業ノルマもこなせないかもしれない

モテないかもしれない

結婚できないかもしれない

英語もできないかもしれない

優秀じゃないかもしれない

素晴らしくないかもしれない

人から馬鹿にされるかもしれない

 

…でも、それでもいいじゃないか。それが自分という生き物なんだから。

 

 

 

こんなふうに、「ありのままの自分」を心から肯定できるようになると人生は本当に楽になります。
変な期待とよく分からない基準で自分をがんじがらめにすることもなくなります。

 

気持ちがとても楽になりますし、幸せになれます。

 

 

 

自分をよく知った上で、ありのままの自分を受け入れる。

 

 

 

人からの期待や社会の目線、自分の自分に対する期待が何となくちょっと苦しいなって思ったら是非、意識してみてくださいね。