Ryuta.K【公式ブログ】

【自己肯定と心理学】【パートナーシップとライフワーク】文筆家です。ブログではnoteやRKサロンのコンテンツを一部公開しています。

「好きなこと」を見つけ好きなように生きるのはなぜ難しいのか

 

 

「自分の好きなことが分からない」と悩んでいる若い人は今も昔もとても多いです。

 

 

好きな仕事や好きな生き方ができれば毎日が幸せになります。

自分の好きなことで日々を埋め尽くせば自然と自分のことが大好きになりますし、
ポジティブなエネルギーを持った仲間にも恵まれることになるでしょう。

 

 

「どうすれば心から好きなことを見つけられるんだろう?」と悩んでいる人にまずしてみて欲しいことは、
自分の中の「〜すべき」という常識や規範と向き合ってみることです。

 

 

 

 

 

 

確実な統計ではないのですが、肌感覚として99%以上の人が幼いころから大人になるまでの成長過程で多くの常識や規範を身につけ、それに従って生きていると思います。

 

 

・真面目に学校に通わなければいけない

・勉強ができなければいけない

・運動ができなければいけない

・友達を作らなければいけない

・先生の言うことを聞かなくてはいけない

・目上の人には礼儀正しくしなくてはいけない

・目下の人は助けなければいけない

・高校に行かなければいけない

・大学に行かなければいけない

・就職しなければいけない

・常識的な社会人にならなければいけない

・恋人がいなければいけない

・結婚しなければいけない

 

 

 

瞬間的に思いつくだけで、これだけの「〜すべき」という常識や規範があります。

 

細かく掘り出していけばきっと1000個以上は箇条書きできるでしょう。

 

それだけ私たちは、「どうするのが正しいのか」「どうするのが常識的なのか」「どうするのが恥ずかしくないのか」「どうすべきなのか」
という規範とともに成長し、生きてきています。

 

 

 

 

 

規範(〜すべき)というのは本能的・生まれつきのものではなく、成長過程で身につけさせられた「思考的」なものです。

(当然、赤ちゃんには常識もクソもありません。怒りたいところで怒り、泣きたいところで泣き、笑いたい時に笑います。)

 

 

一方で、「好きなこと(〜したい)」は本能的・直感的であり非常に「感性的」なものです。

三つ子の魂百までという言葉にもあるとおり、「好きなこと」はその人が幼少期より原石を内に秘めていることが多いのですね。

 

 

 

 

「〜すべき」という思考的なものと、「好きなこと」という感性的なものは当然相性がよくありません。

それどころか水と油の関係だと言ってもいいでしょう。

 

 

 

そして私たちは成長過程で徹底的に「〜すべき」という思考型の教育を叩き込まれます。

 

これでは、大人になって「自分の好きなことが分からない…」と立ちつくしてしまうのは当たり前なのですね。

 

 

 

「こうするべき」

「こうあるべき」

「こう振る舞うべき」

「こう生きるべき」

 

そんな思考優位の教育や周囲の環境によって「私はこうしたい!!」というような、直感的に好きなことを感じる感性が埋もれてしまっているわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「自分の好きなことを見つけたい」と思った時にまずやるべきことは、
自分に対して「好きなように生きていいんだよ」と許可を出してあげることです。

 

 

 

 

私たちは無自覚のうちにあまりにも多くの常識・規範・「〜すべき」を背負い込んでしまっています。

 

普通に社会人をしている人であれば全身の細胞が「〜すべき」にとらわれてしまっていると言っても過言ではありません。

 

それは決して責められるべきことではありませんし仕方のないことなのですが、
そのままだといざ好きなことを見つけようとしても「でもそれは常識外れだし…」「周りに何て言われるか分からないし…」などの思考優位の自分自身に妨害されてしまう恐れがあります。

 

 

 

まずは自分のどんな生き方も認めてあげること。

自分の「〜したい」という気持ちを大切にすると決意すること。

常識から外れて周囲が敵だらけになったとしても自分だけは自分の味方でいると誓うこと。

自分に「好きに生きていいんだよ」と許可証を出してあげること。

 

 

大げさなように聞こえるかもしれませんが、規範や常識とともに育ってきた私たちにとって、
「好きなことをしてやりたいように生きる」というのはそれくらいの一大ミッションなのです。

 

 

一度きりの人生、自分の直感、ワクワク、感性に従って幸せに生きてみましょう。

もちろん私もその道を選んだひとりです。