「依存」は相手に120%寄りかかっているイメージです。
相手に依存している人の心理は例えば次のようなものです。
・相手に振られたら人生が終わってしまうような気がする
・相手と一緒にいない時間が不安でしょうがない
・常に相手を疑いの視線で見てしまう
・自分に自信が無さすぎる
・裏切られたり捨てられたりする不安が強すぎて保険をかけようとする(何人もと同時交際するなど)
・恋愛や結婚生活を「2人で幸せにしていくもの」ではなく「幸せにしてもらうもの」だと思っている
「信頼」は原則として自分の脚でしっかり立ちつつも、相手に頼れる部分は頼ったり、協力し合おうという姿勢です。
相手を信頼している人の心理は以下のようなものです。
・何かの縁の違いで2人の関係が終わるとしても、関係に執着しようとはしない
・相手を全面的に信頼しているから、ひとりの時間も楽しむことができる
・不安になるでもなく、強がるでもなく、2人の関係をフラットに楽しむことができる
・恋愛や結婚生活を「幸せにしてもらうもの」ではなく「2人で創りあげていくもの」だと思っている
相手への依存の根底にあるのは自己不信と無価値感と自己肯定感の低さです。
自分の足場がグラグラなので、全面的に相手に助けてもらおうとします。
相手からのの評価や言動にいつも振り回されます。
喜怒哀楽の差がジェットコースターのように激しく「幸せ」より「不安・不満」を感じることが多いです。
相手への信頼の根底にあるのは自己受容と自己充足感と自己肯定感の高さです。
自分の脚でしっかり立てているので、過度に相手に負担をかけることはしません。かと言って「人には頼らない」という強がりで天の邪鬼な姿勢ではなく、頼りたい時やキツイ時には頼れる柔軟さを保てています。
どんな自分も受け入れられていて、自分軸で生きているので人からの評価や人の言動は参考にはしますが「自分の価値」には結びつけません。よって、振り回されません。
自己肯定感が高い人にだってもちろん喜怒哀楽はあります。でも、自分を許せていますので自分を強く責めたりはしません。よって相手のことを強く責めることもありません。
雨の日も風の日も共に幸せに生きていこうね、というマインドです。
ここで私は「依存する人」より「信頼する人」のほうが優れていると言いたいわけではありません。
また、自己肯定感が低い人より自己肯定感が高い人の方が優れているわけではありません。
人生に優劣はなく、ただ選択があるだけです。
どちらの人生を選ぶかは好き嫌いの問題であり、選択の問題です。
あなたが選べるのです。
自分に自信がないまま相手に依存し、相手に振り回される恋愛のほうが好きだという人も多いでしょう。それもひとつの人生です。
自己肯定感を上げて相手を信頼し、フラットで穏やかで幸せなパートナーシップを築きたいという人もいるでしょう。それもひとつの人生です。
ちなみに私はどちらかと言えば、自分を受容できていて、自分を許せていて、自分を肯定できていて、パートナーと信頼し合いながら幸せを求めていける後者の人生の方が好きです。
そしてそんな人生の創り方を、これからもTwitterやブログで発信していきたいと思っています。