Ryuta.K【公式ブログ】

【自己肯定と心理学】【パートナーシップとライフワーク】文筆家です。ブログではnoteやRKサロンのコンテンツを一部公開しています。

「好きなこと」「やりたいこと」の見つけかた

 

 

昨日は珍しくエッセイ調の記事を書いてみました。

 

普段は解説口調のブログばかりなのでエッセイ風でも書いてみようかなと思いたったのですが、書いていて楽しかったのでまた度々エッセイも現れるかもしれません。

 

 

 

 

さて本日のテーマは「やりたいこと」「好きなこと」についてです。

 

特に何かに熱狂していなくても人生はほどほどに楽しいものなのですが、
何か強い好き嫌いや感性的なこだわりがあるともっと人生が充実するように思われるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

公私ともに色々な年代の人とお話するのですが、
私の肌感覚として30代後半以上の年代の人は比較的自身の好き嫌いや趣味などにおけるこだわりがはっきりしているように思われます。

 

例えば車が大好きだったり、ウイスキーの種類にやたら詳しかったり、食器や陶器類へのこだわりがあったり、何箇所も行きつけの居酒屋やバーがあったり、丁寧な暮らしを極めていたり、ガーデニングをしてみたり、休日は行ったことのない駅に降り立ってみる習慣があったりなどです。

 

 

一方で30代中頃以下の年齢の人はルーティン的というか、特に物欲や趣味などがなく、何となく冷めていて、倹約家で、控えめで、こだわりを持ったオタク気質の人の割合が一気に減るような気がします。

 

 

 

 

私はライフワークについての発信もよくしていますが、
例えばキャリア上の悩みを抱くのは20代〜30代前半くらいの人が多いので上の「好き嫌い」の例を反映するかのように、

 

「やりたいことがありません」

「自分が何をすべきなのか分かりません」

「自分に向いてることが分かりません」

「好きなことが分かりません」

「情熱を傾けられることがないんです」

 

という声を聞くことがよくあります。

 

 

 

日常的にものすごく好きなこと、ものすごく嫌いなこと、ものすごくやりたいこと、ものすごくやりたくないことを意識するという習慣が薄いため、
いざ転職などのキャリアの転換期になった時に「あれ、本当にやりたいことってなんだっけ?」と頭を抱えてしまう人が少なくないようなのですね。

 

 

 

 

・好きなことがない

・やりたいことがない

・こだわりがない

・際立った個性が特にない

・感性を揺さぶられるものがない

 

 

もちろん全員ではありませんが今の20代〜30代前半の人によく見られるのがこれらの傾向です。

 

そしてアラサー前後で「あれ、好きなことをもっとやって人生を充実させたいぞ」「自分の理想のキャリアを目指したいぞ」「人生このままでいいの?」と、ある意味で目覚める人が一定数いるのも自然なことですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

逆説のような話になってしまうのですが、「やりたいこと」「好きなこと」を見つけるためには「習慣的に色んなことをやってみる」しかありません。

食わず嫌いを無くすようなイメージですね。

 

 

 

例えば、一度も立ち寄ったことのないカフェに入ってみるのもいいでしょうし、今までなら見向きもしなかった書店のコーナーに入り何か一冊買ってみるでもいいですし、キックボクシングを始めてみるでもいいですし、中国語会話入門をYouTubeで見てみるのもいいですし、イスラエル料理を作ってみるなどでもいいでしょう。

 

 

「イスラエル料理がキャリアにどう役立つのか?」という疑問ももっともなのですが、
大切なのはイスラエル料理という「新しい経験の内容」ではなくイスラエル料理を作るという「新しい経験をする姿勢・習慣」です。

 

 

 

 

人は保守的な生き物なので、どうしても「今ある日常」から外へ抜け出していくのは難しいものです。

でも新しい経験を積んでいかないことには「新しい好き嫌い」もできません。

 

好き嫌いやこだわり、個性、感性というのは最初から人に備わっているものではなくどんどん「食わず嫌い」を潰していくことで育っていくものです。

 

 

 

 

 

「これが好き、あれは嫌い」

「これが欲しい、あれはいらない」

「これが幸せ、これは幸せじゃない」

 

冒頭でも書いたようにそんな感覚があればあるほど人生は楽しいんじゃないかと思います。

 

一度きりの人生、日常もキャリアも、「自分の好きなこと」「やりたいこと」で埋め尽くしていきましょう。