自己肯定感が低い人や他者に振り回されがちな人の心は将来への不安や過去の後悔で満たされてしまっていることが多いです。
その気持ちは大変よく分かるのですが「未来や過去、他人」ではなく「今、ここ、私」に目を向けていくことで少しずつ自分に自信が持てるようになっていきます。
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自己肯定感は恋愛や結婚、仕事、親子関係、日常生活など人生の全ての局面で関わってくるものです。
そのため自己肯定感が低い人は恋愛や仕事などあらゆる面で将来を不安がっていたり過去の後悔から罪悪感を抱えていたりします。
例えば、会社員の人あれば「会社員の平均賃金が下がっている」などのニュースを見て「自分の将来はどうなるんだろう?自分には大したスキルもないしどうしよう」とソワソワしてしまうでしょう。
自営業やフリーランスの人であれば「周りの同業者と比べ私の売り上げは右肩上がりになっていない気がする、この先やっていけるのだろうか」というように周囲と比べがちになってしまうでしょう。
ダメな恋愛ばかり繰り返してしまう人であれば過去の親子関係や恋人に対して罪悪感を抱えていたり、執着をしているケースが多いです。過去が精算できていないと罪悪感から自分を不幸にする方面への力が加わってきます。
婚活で焦っている人であれば「ハイスペと結婚できなかったらどうしよう。せっかく良い人を見つけたと思っても振られたらどうしよう」などの心配ばかりしているでしょう。
ほとんど共通点の無いような4例をあげましたが、いずれも「未来や過去、そして他人」に振り回されていそうなことで共通しています。
この状態を当ブログでは「他人軸」と呼んでいます。
他人軸の状態にある人は自分を否定しがちになり、振り回されがちになり、毎日に穏やかさとゆとりが無くなってしまいます。
それだけならまだしも、例えば恋愛関係などで強い他人軸にある人は強烈な不安から鬼電や鬼追撃ラインなど相手を恐怖させることをしてしまったり、
保険のつもりで何股もしたりなど、「幸せ」からどんどん遠ざかる方向に向かってしまいます。
本人は「幸せになりたい」「安心したい」と思ってやっていることなのですが、結果として相手から「もうあなたとは付き合いきれない」と言われてしまうなど不幸を引き寄せてしまうのですね。
他人軸にある状態での「欠乏を埋めるための行動」はどうも上手くいかないことが多いようです。
もちろんこれは恋愛に限らず、ビジネスや親子関係でも同様です。
「過去、未来、他人」に強い意識があり不安が尽きないという人は自己肯定感が傷ついている可能性がとても高いので、是非癒やす努力をしていきましょう。
ポイントは「今、ここ」の私を認識し許可することです。(許す、受け入れる、肯定するなども同じ意味です。)
自分のキャリアが不安でつい将来の自分を悲観してしまいそうになったら、「今できる限りのことをやってるんだからそれでいいじゃないか」と許してあげましょう。
彼氏の返信が遅く強い不安を感じてしまったら「相手を変えようとするんじゃなくて私は私。私が今したいことをやろー♪」と彼氏ではなく自分に目を向けましょう。
結婚できないことに焦りを感じたら「万が一というか億が一結婚できなかったとしても独身で幸せにやっていくからゆる〜く婚活していこ」というマインドはどうでしょうか。
今の自分に意識を向け、今の自分をありのまま認めるということが「自己肯定感」ということです。
他人や未来、過去、自分以外の他所の場所に意識を持っていかれそうになったら「今、ここ、私」に意識を戻すよう習慣化してみてください。