Ryuta.K【公式ブログ】

【自己肯定と心理学】【パートナーシップとライフワーク】文筆家です。ブログではnoteやRKサロンのコンテンツを一部公開しています。

「相手への期待」に振り回されないためのポイント

 

 

 

気が利く人、優秀な人、察する力が強い人はよく「自分はこれだけ相手に尽くしているのに相手は全然お返しをくれない」という不満を抱きます。

 

たとえば先日Twitterで、「私は夫の誕生日にはこれだけ色々考えて誕生日旅行を計画したり色々プレゼントを考えたりしてるのに夫は私の誕生日を忘れてる」なんてツイートを目にしましたが、きっと共感する人も多いのではないでしょうか。

 

私の後輩の例で言えば「先回りして色々根回ししたり目には見えないところでプロジェクトの根幹を支えてるようなことをしてるのに上司が評価してくれない」なんてことを漏らしていた子もいました。

 

 

 

 

 

まず言えるのは、上の例の「妻」や「後輩」のような「気が利く人」はごく一部であり、世の中の多くの人はそれほど気が利かず、自分のことに精一杯で周りのことがあまり見えてなく、想像力に乏しく、あれこれ企画したりするのが苦手で、鈍いということ。

 

 

気が利く人から見ると「なんで私がしたのと同レベルのお返しをしてくれないの?」「手を抜いてるの?」「私は愛されてないの?」「嫌われてるの?」となってしまうのですが、それはとてつもない勘違いです。

 

 

 

「気が利く」「企画力がある」「相手が喜ぶサプライズなどを考えられる」というのは紛れもなく天から与えられた才能であり、
その才能を持ち合わせていない人にとっては不可能と言っても過言ではないハイレベルな行為なのです。

 

「気が利く人」が「気が利かない人」に同レベルの企画やサプライズ、プレゼントなどを要求するのはイチローが野球のアマチュアに「何で俺と同じようにヒット打てないの?手抜いてんの?」と言っているようなものだと言えるでしょう。

 

 

誰もが「機転」や「察し力」や「企画力」を持っているわけではない。

それは紛れもなく才能のひとつであり、その才能がない人にとっては気が利くサプライズなどをするのはほぼ物理的に不可能であり拷問のようなものなのだとまずは認識してください。

 

 

 

 

 

 

そして相手に期待しない「自分軸」の考え方を持ちましょう。

 

 

 

「自分はこうしてあげたんだから相手はこうしてくれるに違いない」という期待は自分の幸せを相手に委ねている「他人軸」の状態です。

 

・夫が理想通りのプレゼントをお返ししてくれなかった

・上司が思うように評価してくれなかった

・自分はこうしたのに相手はこうしてくれなかった

 

そういった考え方の背景には漏れなく「相手はこうしてくれるはず!」という「期待」が込められています。

 

そして「相手が理想通りに動いてくれたら自分が幸せになれる」という他人軸的依存状態にあります。

 

 

 

 

 

相手の行動や相手への期待に振り回されないためには「自分が○○したいから△△した」という自分軸の考え方が大切です。

 

プレゼントの例で言えば、相手の喜んでいる顔を想像しながらプレゼント選びをしている時はきっとワクワクしているはずです。

 

「これが喜ばれるかもな」「あれも良いかもな」とウキウキしながら買い物しているのはきっと幸せな時間な時間でしょう。

 

そう、「相手からの見返りがどうこう」ではなく「あなたがプレゼントを与えたいから」という心である限り、見返りがないからといってモヤモヤすることはないはずなのですね。

 

「相手がどうこう」ではなく「あなたがやりたいから、やる!!」のです。

 

 

 

逆に言えば「これだけのプレゼントをあげたのだから最低このくらいのお返しはくれるだろう」という考えが頭をよぎった時点で、
「あなたがやりたいから」という自分軸の行動ではなくなってしまっているので、ちょっとひと呼吸置いてみたほうが良いかもしれませんね。

 

書いてきたように、期待という名の他人軸を元に行動するとロクなことにはなりません。

 

 

 

 

 

 

「相手は自分のような機転を持ち合わせていない」とちゃんと認識すること。

「自分が○○したいから△△する!」という自分軸で行動すること。

 

 

この2点を意識すると相手への期待に振り回されにくくなると思います。