「人のために生きるのは他人軸ですか?」という質問をいただきました。
他人軸についてはこちらも参考にしてください。
「人のため」というのは彼氏のため、彼女のため、夫のため、妻のため、上司のため、同僚のため、友達のため、親のため、世間体のためなど色々なパターンがあります。
でも総じて言えるのは、
「○○をしなきゃ△△にどう思われるか分からない」
「○○をしなきゃ△△から嫌われる」
「○○でなければ△△に認められない」
「△△には○○のように思われなければならない」
(△△にはあなたがつい気にしてしまう人、彼氏や親などの人物を入れてください。)
このような、「受身」の姿勢であるならばそれは全て他人軸です。
△△さんにこう思われるから…
△△さんに嫌われるから…
△△さんが不快に思うから…
これらの文章では「△△さん」が主語となっており、あなたの意志より△△さんの方が大きな存在感を持っています。
これが受身ということであり、他人軸なのですね。
一方で、
私は△△さんのことが好きだから△△さんに尽くしたい!
私がしたいから△△さんのお手伝いをする!
私の理想は△△さんを幸せにすること!
このようなモチベーションであれば、原動力はあくまで「私の幸せ」です。
これは自分にフォーカスをあてることができており、自分軸であると言えます。
「人のために生きる」と聞くと一見他人軸のように見えてしまうかもしれません。
しかし、内的なモチベーション次第でそれは自分軸にも他人軸にもなります。
すなわち、「私がそうしたいから」「私が△△さんに幸せになって欲しいから」というようにあくまで「私」が主体となっているならそれは自分を大切にしつつ人に尽くしている「自分軸」の行為です。
逆に、「あの人に嫌われたくないから」「あの人がそう言ったから」「あの人の視線が気になるから」というような動機であれば自分の中のワクワク感はありませんよね?
それは他人に左右されている「他人軸」の行為であると言えます。
「人のために生きる」って表面的には他人軸に見えるかもしれません。
でも繰り返しになりますが、「自分を一番大切にしているからこそ誰かのために生きる」という自分軸も成り立つのです。
ポイントはあくまで「私」「自分」が主体になっているか否かです。