頑張りすぎてしまう人はより「受け取ること」にフォーカスを当てることにより楽になりますし、周囲をより幸せにすることにも繋がります。
仕事をやりすぎてしまう
働きすぎてしまう
家事をやりすぎてしまう
相手に尽くしすぎてしまう
私のブログの読者にはこのような「頑張りすぎ」な人が多く見受けられるのですが、その理由は、
「仕事で成果を出さないと評価されないのでは」という強迫観念であったり、
「完璧に業務をこなさないと」という完璧主義であったり、
「私が家事を完璧にしないと家が回らない」という自己犠牲であったりします。いわゆる他人軸的発想ですね。
頑張れる人というのは多くの場合優秀な人であることが多いため、一方で周囲の人たちは「○○さんは仕事ができるから私の出る幕はないよね」「俺が家事やってもどうせ段取り悪いし妻に任せておいた方がいいよね」という思考になります。
そのように周りがどんどん手を引いていき、「頑張り屋さんな人」がひたすら猛烈に働く構図が作られていくわけです。
ワクワクして楽しみながら仕事や家事をしているならそれで何も問題はないのですが、
「頑張り」や「努力」というのはとらえようによっては自分を犠牲にしているというか、自分の本分でないことを力を振り絞って行なっているような感覚がありますよね。
そのため、頑張り屋さんの人はある点でプツンと糸が切れたようになってしまい、最悪の場合には精神を病んだりしてしまうわけです。
猛烈に頑張れる優秀な人に大切なのは「感謝とともに受け取る」という意識です。
これはあなた自身を自己犠牲や他人軸から解放するだけでなく、周囲の人の幸せにもつながります。
例えば仕事だったら、どんなに優秀な人にもウィーク・ポイントはあるはずです。苦手なのに我慢してやってることだってあるはずです。
それを周囲の人に任せることにより周囲の人は「頼ってもらえた」という喜びを得ることができます。
例えば家庭だったら、料理を夫に任せてみてください。普段料理をしない相手だとしたら手順はいくぶんぎこちないでしょうし、口を挟みたくなるところもあるかもしれませんがそこをグッとこらえて信頼し、任せてみてください。そして感謝を伝えてあげてください。
「妻に頼られている」「任せてもらえている」というのは夫にとって何よりの自信になります。
もちろん、頑張りすぎてる男性読者は夫と妻を逆に入れ替えて読んでいただいても差し支えありません。一般論としては妻の家事負担が多いと言われていますが、現実には夫の方が頑張りすぎている家庭だって少なからずあるはずですから。
あなたが受け取ろうとしたからと言って周囲の人は「あいつは怠けている」「あいつは努力をしていない」などということは言ってきません。
あなたが受け取ろうとすれば周囲の人はきっとあなたを助けてくれます。
いつも独りで頑張ってる
私だけが頑張ってる
ワンオペの家事がつらい
こんな状況を生み出しているのはもしかしたら、他でもない頑張りすぎなあなた自身かもしれない…ということです。